【テクニカル分析】今週の振り返りと来週の米国相場予想(7/11~)【SP500,NASDAQ100】

テクニカル分析
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ばーにゃい
ばーにゃい

こんにちは!
底辺エンジニアのばーにゃいです!

どうも、ばーにゃいです!
今週は陽線だらけで久しぶりに力強さを感じましたね!
だけど、今回もブルトラップだったりするのでしょうか?

てなわけで、今週も勉強して正確な予想ができるように頑張っていこうと思います!
それでは来週のSP500やNASDAQ100の相場予想やっていきやす!

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチ・リトレースメント+出来高+3/10オシレーターと一目均衡表を使用して来週と相場を予想してますので、使い方などに間違いがあったら指摘いただけると嬉しいです!

今週の振り返り

ファンダメンタルズ的観点

今週は、6月にあったFOMCの議事要旨が発表されましたね。
特段サプライズな話はありませんでしたが、まだまだタカ派な姿勢のままでインフレが完全に下落トレンドに入ったと判断できない限り、手を緩める素振りはないと改めて示した感じですね。

また、要人発言も50、75bpの利上げを指示している声が多く聞こえていますので、13日のCPIで数値が大きく下落してない限りは75bpの実施になるんじゃないかなと思います。

というのも、雇用統計でとても強い結果を出しちゃったからなんですね。
こんな強い数値を出しちゃったら、もっと利上げしても大丈夫かってなってしまいます。

ただ、とても不思議なのですが、なぜ失業率が3.6%なのでしょうか?
最近は大規模なリストラやレイオフの報道があったのに失業率が変わらないってあるんですかね…
それとも来月以降にそれらの結果が反映されてくるのでしょうか?

来月の失業率がバグり散らかして5.1%とかの結果を出してきますとサーム・ルール的にはリセッションしていると判断されますので、まずい状態です。

また、今週は米国10年債と2年債の逆イールドが再び起きてしまいましたので、さらなるリセッション材料が出てしまったのも良くないですね。
前回記事にも載せましたが、現在下記のようなリセッションのサインが複数でているので、もうほぼほぼリセッションは不可避で、半年から1年以内に起きるんじゃないかと思います。

別にリセッションが起きてほしいわけじゃないですが、ここまでシグナルが出ているとソフトランディングは難しいだろと思いますね。

・ISM製造業景況感指数を始めとした経済指標が軒並み悪化している
・消費者信頼感指数の急低下と消費者信用残の急上昇はリセッションのサイン
・消費者信頼感指数が前年対比で15ポイントマイナスだと必ずリセッションが起きている。

・失業率がこれから大幅に上昇すると予想できる

また、仮にリセッションが起きなかったとしても、今後1年程は株の下落が続きそうな状態にあるみたいです。
下記動画は有料級の情報を提供している、超保守的な資産管理チャンネルの渋谷さんの動画なのですが、いくつかの先行指標がISM製造業景況感指数の下落を示していて、今後1年間も下落を続ける見込みにあるそうです。

さらにISM製造業景況感指数の下落と企業業績の下方修正(EPSの下方修正)で高い相関あるデータがあるので、今後1年間EPSの下方修正が続くなら当然株価も下がるよねーといった状況です。

超保守的な資産管理チャンネルより


それを裏付けるかのようにEPSの下方修正予測が出始めています。
これから決算シーズンに突入しますので、各企業のEPS下方修正などが実際に起きているか要注目となりますね。

現状、消費者信用残高が予想を大きく下回る結果となっているので、企業に流れるお金も減っているのではないかと予想できます。
決算シーズンでは売上高、EPSともに通期下方修正を出す企業が増えそうだなーと思いますね。

仮に企業業績が悪いものでなかったとしても、まだまだ悪い材料があります。
それは、「20の法則」と呼ばれる割高感を判断する指標が割高感を示していることです。

この指標は、70年代のスタグフレーション期や90年代のITバブル期における米国株式市場の投資リスクを的確に表していたらしいので、スタグフレーションに入ってるのではと言われている現在の米国株式市場でもかなり的確に割高かどうかを表してくれるんじゃないかと思います。
詳しくは下記Tweet先の記事をご覧ください。

簡単に「20の法則」がどういうものかを説明すると、米国CPI(前年同月比)とSP500の実績PERを合計した値が20以上であれば割高、反対に20未満であれば割安と判断する。

それでは現在はどうなっているかというと、
CPI:8.6%
SP500実績PER:21.07
合計値:29.67
合計値が29.67となっていて、20の法則的には割高感ある状態と言えます。
というより、SP500の過去平均PERは17.2倍らしいので、PERだけで見てもまだ割高感がある状態なのがわかりますね。

割高感を払拭するにはこの数値を20に近づける必要があるわけですが、ミシガン大学が発表している1年先の期待インフレ率は5.3%とまだまだ高い水準にあるのを予想しているので、SP500の実績PERを下げるしかない状態なわけです。
仮に1年先の期待インフレ率を市場が織り込んで価格に反映させようとすると、
PER:20-5.3=14.7倍
EPS:185.07(7月8日の実績EPS使用)
理論株価:14.7*185.07=2720.529ドル
となってしまい、現在株価(3899.37ドル)から約30%も下がってしまうんですよね…

大負けに負けて、CPI+実績PERの合計値を現在値の29.7と20の中間まで行ったときに底をつけると仮定すると、合計値24.85を目指すことになりますので、
PER:24.85-5.3=19.55倍
EPS:185.07(7月8日の実績EPS使用)
理論株価:19.55*185.07=3618.1185ドル
となり、現在値から約7.2%ほど下落した位置になるんですよね。

これがまた面白いのですが、3618.1185ドルの位置に水平線を引いてみると直近の最安値にピッタリなんですよ!
偶然と言われたらそれまでですが、かなりこの中間値と1年先期待インフレ率を使用した理論株価水準は意識されてるかもしれないですね。
というわけで、ばーにゃいはこれからこの中間値と1年先期待インフレ率に注目していきたいと思います。

TradingViewより作成:

ばーにゃい式大底確認のテクニカル分析

既に大底のシグナルは出てましたが、状況に変わりないかテクニカル分析をチェックしていきたいと思います。

TradingViewより作成:S&P500指数チャートを使用してテクニカル分析

再度の大底シグナルの点灯後はレンジ相場を形成して上がったり下がったりを繰り返している状況なので、きちんと大底を捉えてそうな雰囲気ですね。

とはいえ、ファンダメンタルズ要素からはこれから暴落が起きそうな雰囲気がむんむんなので、ちゃんと機能してくれるかが怪しいですね…
どちらにしても、これからの動きは要注目です!

炭鉱のカナリア(HYG)のテクニカル分析

今週も調整局面・ベアマーケット時なので炭鉱のカナリアであるHYGのテクニカル分析もしていきたいと思います。
※MACDから3/10オシレーターに変更(MACDの期間を3:10:16にしたもの)
※EMAを消して新しくRSIを追加

TradingViewより作成:HYGチャートを使用してテクニカル分析

HYGの状況を見てみると、下落トレンドラインとフィボナッチの23.6%ラインの黄色水平線も上抜いています。

抵抗線となっていた、2つのラインを上抜いているので上値が軽いようには見えますが、3/10オシレーター的にはシグナルラインが0より下にあり、MACDラインが0を超えたことで、空売りに備えろとのサインが出ています。
また、画像には出してませんが、25日EMAがローソク足のすぐ上にあるので、ここを上抜いてくれるかが重要になりそうです。

月曜日に25日EMAに負けて下落からスタートしてしまうようであれば、RSIの移動平均線あたり、つまりはRSIが40付近になるまで落ちてきてしまうかもですね。

SP500

先週のSP500は1週間でみると+1.95%の上昇です。

移動平均線+αでは、ボリンジャーバンド的にスクイーズ状態にあるので、次に流れた方向にて大きく動きそうなことと、日足・週足のローソク足パターン的に市場が迷っている状況にあるので、レンジ相場を形成しそうですが、今週も日足の25日EMAやフィボナッチの抵抗ラインを上抜けるようなことになれば週を通してプラス、逆に日足の25日EMAやフィボナッチの抵抗ラインに負けて反落してしまったら週を通してマイナスとしていました。

これは良い感じに予想できていますね。
25日EMAやフィボナッチの抵抗ラインを超えることができたのでプラスになってます。

一目均衡表では、日足・週足遅行線的には26日前実質金利と現在地が乖離しているので、期待薄。また、ローソク足のパターン的には、日足・週足で市場が迷っているように見えていているので、次に流れた方向にて大きく動きそうで、レンジ相場を形成しそうですがひとまずは日足での基準線を超えるようなことがあれば週通してプラスで、売り圧力に負けて週足遅行線が雲の下限を超えてしまうとマイナスと予想してました。

こちらは、一時基準線を超えていますが、そこから押されて基準線を割ってしまっています。単純に転換線の上を継続できればプラスといった感じですね。
結構基準線を上抜くのは難しいってのは勉強になりました。

NASDAQ100

続いて先週のNASDAQ100の動きですが、1週間で+4.69%の上昇です。

移動平均線+αではボリンジャーバンド的にはスクイーズ状態にあるので次に流れた方向にて大きく動きそうで、日足・週足でのローソク足パターンは市場は迷ってそうだが、若干売り圧力のほうが強そうに見えるので、しばらくはレンジ相場を形成しそうですが、硬いレジスタンスラインとなっている黄色水平線とフィボナッチの23.6%抵抗ラインを超えるようなことがあれば週を通してプラス、逆に負けてしまったら週を通してマイナスとしてました。

一応フィボナッチの抵抗ラインと黄色水平線を超えているので結果的にはプラスとなっていますが、黄色水平線を超えてから押し負けて戻っているように見えますね。
来週はこの抵抗線に負けて下落してしまいそうです。

一目均衡表では、来週の予想としては、日足・週足遅行線的には26日前実質金利と現在地が乖離しているので、連動せず、ローソク足のパターン的には、市場がを迷っているので次に流れた方向にて大きく動きそうなため、しばらくはレンジ相場を形成しそうですが、フィボナッチの抵抗線と週足転換線を上抜くようなことがあれば、週通してプラスとしていました。

フィボナッチの抵抗線は結構遠くて超えることはできませんでしたが、転換線は一週間ずれたことで最高値が低くなり、下向きとなったことで結果的には転換線を超えることができた感じですね。

それにしても、黄色水平線のレジスタンスはかなり硬いラインですね。

米国債10年利回りについて

米国債10年利回りは現在3.084%で1週間で+2.80%の上昇です。
雇用統計の予想以上に強い結果を受けて多少は利回り上昇した感じですね。
ただ、それ以上に2年債が上昇していて逆イールドになってしまっているので、この状況が長く続くとリセッションを覚悟しないと行けないと思われます。

SP500のイールドスプレッドについて(米国実質金利使用)

米国実質金利とSP500の株式益利回りのそれぞれ現在は以下のようになってます。

米国実質金利:0.71%
SP500株式益利回り:5.99%
そのため現在のSP500のイールドスプレッドは5.28%(5.99-(0.71))になります。
なので、現状だと100/5.28%=PER18.94倍ぐらいの価格が目安になるのかなと考えてます。

※直近のゴールドマン・サックス予想だとEPSが226ドルにみたいなので226ドルを使用します。

2022年末EPS予想が226ドルなので
株価に直すと226ドル×18.94倍=4280.4400ドル

現在株価との乖離率は4280.4400/3899.37=1.0977105880408158
現状-9%くらいなので、来週もあがってくれるかもですね。

次回FOMCでの金利発表予想

現状の7月利上げ予想の状況ですが、0.75%の利上げ予想が92.4%で、なんと1%利上げの予想が7.6%程と出てきています。
FOMCの議事要旨とニックの記事でタカ派姿勢は崩れてないと思いましたが、1%利上げの予想も折り込み始めるのはびっくりですね。

CMEのFedWatchツールから作成

来週の重要なイベント

7月13日:6月 消費者物価指数(CPI)

インフレ率を確認するのに重要な指標です。
前回CPI数値は8.6%とかなりの高インフレでした。

7月15日:GDPナウ 最新値発表

現状、2022年の第2四半期の米国GDP成長率が-1.2%推定されています。

多少持ち直し始めていますが、予想値通りの発表があるとテクニカル的にリセッションを起こしてしまいます。

7月15日:ミシガン大学消費者信頼感指数 <速報>

この指数は消費者の雇用状況や所得に関してのセンチメントを確認しているので、悲観的な状況だと数値が低くなります。
コンフォレンスボードが出している消費者信頼感指数に先行して発表されるので注目度は高いです。
というのも、コンフォレンスボードが出している消費者信頼感指数が前年同月比で15ポイントマイナスになると必ずリセッションが起きているからなんですよね。

前回で既に過去最低の50.0を出していますが、その値を下回ってるか注目ですね。
また、同時に発表されると思われる1年先、5-10年先の期待インフレ率も要注目です。

SP500

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチリトレースメント+出来高+3/10オシレーター

今週もEMAの125、200日線を外して、3/10オシレーターを起用していこうと思います。
理由としては毎週の動向を確認してるだけなのに、長期の移動平均線は必要無いんじゃないかな?と思ったからです。
そのまえに、3/10オシレーターってなんだよ?って方は、プロトレーダーである鎌田さんの動画で詳しく解説されていますので、ご確認いただけたらと思います。
→プロトレーダー鎌田さんの3/10オシレーター解説動画

基本的にはMACDと同じで下記のようなシグナルで押し目か戻り売りかを判断します。
・シグナルラインが0を超えると買い基調
・シグナルラインが0より下でMACDラインが0より上の場合:戻り売りのシグナル(空売り準備)
・シグナルラインが0より上でMACDラインが0より下の場合:押し目買いのシグナル

それでは早速、来週の予想を建てるために直近の状況を見ていきましょう!
また、出来高も見れるように最初からSPXのかわりにSPYで確認してます。

色分けは以下参照
ボリンジャーバンド
青線:EMA(5)、σ1の上限、下限
紺色:σ2の上限、下限
移動平均線
赤線:EMA(10)
黄線:EMA(25)
緑線:EMA(75)
3/10オシレーター
青線:MACDライン
赤線:シグナルライン
固定VWAP
濃桃線:年初来からの固定VWAP
黄緑線:コロナ安値からの固定VWAP

TradingViewより作成:S&P500指数チャート1

直近の動きを見てみますと、7/5から3/10オシレーターにて戻り売りシグナルが出ている状態が続いています。
現状はその後も上昇を続けていますが、金曜日のローソク足を見ると上ヒゲができていてフィボナッチの50%抵抗線ラインと25日EMAに負けて反落しそうな雰囲気を出していますね。

また、ボリンジャーバンド的にはスクイーズ状態になっていて、次に流れた方向にて大きくエクスパンションしそうには見えています。
一応コロナ安値の固定VWAPラインを上抜いていますので、多少は上値が軽いような気もしますが、フィボナッチの50%抵抗線ラインと25日EMAに負けずに上昇できるかがポイントになってきそうです。

というのも、ローソク足のパターン的にははらみ足となっていて、もみ合っていて市場が迷っている状態にあることを示唆してます。
なので、木金でつけたローソク足の高値安値どちらかをブレイクした方向に大きく流れそうな感じってことです。

ここでいう高値はフィボナッチの50%抵抗線ラインと25日EMAが大体の目安になっていて、安値は
コロナ安値の固定VWAPラインのちょっと下辺りです。

続いて、出来高に固定出来高プロファイル(VFPR)、固定VWAP(売買高加重平均価格)を表示した画像についてもテクニカル的に見ていきます。
今週も出来高などについては、週足で見ていこうと思います。

※出来高とVFPRについては書籍が見つからず、間違ったことばかりの内容を話してしまうかもですが、書籍がないなら少しでもチャートに触れていくことでしか分析の上達ができないのでご了承ください。
色分けは以下参照
VFPR
赤線:POC
固定VWAP
桃線:年初来からの売買高加重平均価格

TradingViewより作成:S&P500指数チャート2

週足での状況を見てみると、3/10オシレーターにてゴールデンクロスが発生しています。
まずはMACDラインがしっかりと0を超えることができるのかが注目です。
その後、シグナルラインも0を超えることができなければ今回もブルトラップだったとなりそうですね。

ただ、ローソク足のパターン的には出来高があまりなく、出来高が株価に先行するならばまた下げてきそうな雰囲気もあります。
とりあえず一本だけでローソク足を見てもあまり強いシグナルと言えそうにないので、3週まとめて見てみると、一応長大陽線になるので、買圧力はありそうです。

ということで、来週の予想としてはボリンジャーバンド的にスクイーズ状態にあるので、次に流れた方向にて大きく動きそうなことと、日足のローソク足的には木金でつけたローソク足の高値安値どちらかをブレイクした方向に大きく流れそうな感じで、週足のローソク足パターン的には一応買圧力は強そう。
ただ、3/10オシレーターでは空売り準備をしろとのシグナルが出ているので週半ばあたりまでは下落しそうです。
なので、今週も木金あたりで日足の25日EMAやフィボナッチの抵抗ラインを上抜けるようなことになれば週を通してプラス、逆に日足の25日EMAやフィボナッチの抵抗ラインに負けてコロナ安値の固定VWAPラインを抜けてしまったら週を通してマイナスとしておきます。

一目均衡表

続いて、一目均衡表で来週の相場を見てきたいと思います。

色分けは以下参照
赤線:基準線
青線:転換線
緑線:遅行線
薄緑線:先行スパン1
薄桃線:先行スパン2
濃桃線:年初来からの固定VWAP
黄線 :週足遅行線からの固定VWAP
黄緑線:コロナショック安値からの固定VWAP

TradingViewより作成:S&P500指数チャート

直近の状況を見ていくと、三役逆転の状態は変わらずですが、ローソク足が転換線を上抜いていて短期的には上昇傾向にあるように見えます。
ただ、基準線が硬いレジスタンスラインとなっていて、上抜くのが難しくなってるようですね。

とは言え、このまま株価が推移してくれるだけでも遅行線がローソク足を上抜く事ができるので、三役逆転から脱出できそうです。

日足での遅行線の連動性は上げ・下げ・下げ・上げ・下げとなっていますが、26日前の実質金利はおよそ0.25%くらいで、現在の0.71%と乖離している値が大きいため、まだ連動はしなさそうです。
とは言え、週足での連動は3週間続けて起きているので、もしかしたら実質金利は関係ないかもしれないです。。

続いて、長期での状態を見るために週足でのチャートを見てきます。

TradingViewより作成:S&P500指数チャート(週足)

長期で見ると、三役逆転は変わらずで、ローソク足が転換線に当たったタイミングで反落を初めてそうに見えます。

週足遅行線的にはプラス見込みで、現在3週続けて連動しているので、週足での遅行線連動は起きるかもしれないです。
また、ローソク足のパターン的には、長大陽線で買圧力が強そうですが、出来高が少ないのであまり信頼できなさそうなので、3週まとめて考えたところ、一応長大陽線になってるので買圧力はありそうです。

来週の予想としては、日足遅行線的には26日前実質金利と現在地が乖離しているので、期待薄。ただ、週足での連動は3週続けて起きているので今週も連動するかも?また、ローソク足のパターン的には、日足ははらみ足なので、高値(日足基準線)か安値(コロナ安値VWAP)どちらかにブレイクした方向大きく流れそうで週足のローソク足的には買圧力はありそうな状態ということで、まとめると日足基準線とコロナ安値VWAPの間でレンジ相場を形成しそうですがひとまずは木金あたりで日足での基準線を超えるようなことがあれば週通してプラスで、コロナ安値VWAP)を超えてしまうとマイナスとしておきます。

NASDAQ100

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチリトレースメント+出来高+3/10オシレーター

こちらもSP500と同じく125、200EMAを外して3/10オシレーターを導入しています。
続いてNASDAQ100の状況を見ていきましょう。
例のごとく、NASDAQ100指数のかわりにQQQで確認してます。

色分けは以下参照
ボリンジャーバンド
青線:EMA(5)、σ1の上限、下限
紺色:σ2の上限、下限
移動平均線
赤線:EMA(10)
黄線:EMA(25)
緑線:EMA(100)
3/10オシレーター
青線:MACDライン
赤線:シグナルライン
固定VWAP
濃桃線:年初来からの固定VWAP
赤紫線:直近高値からの固定VWAP(21年11月22日)

TradingViewより作成:QQQチャート 1

直近の状況を見てみると、SP500と同じく3/10オシレーターで戻り売りシグナルが出て空売りの準備をしろとのサインが出ている状態です。
金曜日のローソク足に上ヒゲがあるので、黄色水平線(コロナ後に形成されたダブルボトムのネックライン)とフィボナッチの50%抵抗線ラインに頭を抑えられているように見えています。

また、ボリンジャーバンドについてですが、上限下限は一応上向きとなっていますが、ミドルバンドから現在株価が1.3%ほど乖離しているので、月曜日は下げてきそうな雰囲気もあります。
日足のローソク足的には、はらみ足となっているので、高値安値どちらかにブレイクした方向に流れていきそうです。
高値は黄色水平線(コロナ後に形成されたダブルボトムのネックライン)とフィボナッチの50%抵抗線ラインで安値は25日EMAです。

ただ、一応現状は10日EMAや25日EMAを超えているので、これらのラインがサポートラインとして機能してくれると思いますが、CPIの結果次第ではこんなラインは吹き飛ぶ可能性があるので要注意です。

続いてNASDAQ100でも出来高と固定出来高プロファイル(VFPR)、固定VWAP(売買高加重平均価格)を表示した画像についてもテクニカル的に見ていきます。
こちらも週足で見ていきます。

色分けは以下参照
VFPR
赤線:POC
固定VWAP
濃桃線:年初来からの固定VWAP
赤紫線:直近高値からの固定VWAP(21年11月22日)

TradingViewより作成:QQQチャート 2

週足での状況を見てみると、やはり黄色水平線(コロナ後に形成されたダブルボトムのネックライン)がとても硬いレジスタンスラインとなっていて、上抜くことができてないですね。
ただ、3/10オシレーター的にはゴールデンクロスを組んでいるので、このままMACDラインが0を超えてくれるかが重要そうです。
ただ、MACDラインが0を超えてもシグナルラインが0を超えなければブルトラップなので要注意です。

ローソク足的には長大陽線なので買い圧力は強そうなのですが、出来高がまったくないので、こちらも3週まとめて見てみたところ、一応それでも長大陽線になるので買圧力は強そうです。

ということで、来週の予想としてはボリンジャーバンド的に上限下限は一応上向きとなっていますが、ミドルバンドから現在株価が1.3%ほど乖離しているのと、3/10オシレーターでは空売り準備をしろとのシグナルが出ているので週半ばあたりまでは下落しそうなのと、日足のローソク足的にはらみ足となっているので、木金あたりで高値の黄色水平線(コロナ後に形成されたダブルボトムのネックライン)とフィボナッチの50%抵抗線ラインを超えるとこができれば週を通してプラスで、安値の25日EMAを下に抜けてしまったら週を通してマイナスとしておきます。

一目均衡表

一目均衡表を使ってNASDAQ100の来週の状況を見てきたいと思います。

色分けは以下参照
赤線:基準線
青線:転換線
緑線:遅行線
薄緑線:先行スパン1
薄桃線:先行スパン2
濃桃線:年初来からの固定VWAP
赤紫線:直近高値からの固定VWAP(21年11月22日)
黄緑線:コロナショック安値からの固定VWAP

TradingViewより作成:QQQチャート

直近の状況ですが、三役逆転は変わらずですが、ローソク足が転換線・基準線を上抜いてくれてます!
とはいえ、黄色水平線(コロナ後に形成されたダブルボトムのネックライン)が強力なレジスタンスラインとなっていて、上抜くことができていません。
ここを上抜くのがやはり重要そうです。

とは言え、現状基準線がサポートラインとして機能しているようにも見えますので、しばらくは基準線と黄色水平線(コロナ後に形成されたダブルボトムのネックライン)でレンジ相場を形成しそうです。

遅行線の株価連動的には来週は上げ・下げ・下げ・上げ・上げとなっていて、26日前実質金利が現在地と乖離しているので、まだ連動しなさそうです。

続いて長期ではどうなっているかを確認していきたいと思います。

TradingViewより作成:QQQチャート(週足)

週足でのチャートでは、三役逆転は変わらずですが、ローソク足が転換線を上抜いていて週足レベルで見ても上昇傾向が続いてくれそうに見えてます。

フィボナッチの抵抗線と黄色水平線(コロナ後に形成されたダブルボトムのネックライン)が大体同じところにあるので、ここの強力なレジスタンスを超えられるかが上昇トレンドになるための第一歩となりそうです。
週足遅行線的にはプラス見込みで、2週連続で連動しているので今週も連動するかもです。
また、ローソク足のパターン的には長大陽線で買圧力が強そうですが、出来高がないので3週まとめてで考えたところ、一応は長大陽線なので買圧力はありそうです。

というわけで、来週の予想としては、日足遅行線的には26日前実質金利と現在地が乖離しているので、連動せず、週足的には2週連続で連動しているので今週も連動するかもです。
また、ローソク足のパターン的には、日足は高値安値をどちらにブレイクした方向に大きく流れそうで週足的には買圧力は強そうな状態なので、しばらくは黄色水平線と赤水平線の間でレンジ相場を形成しそうですが、フィボナッチの抵抗線と黄色水平線(コロナ後に形成されたダブルボトムのネックライン)上抜くようなことがあれば、週通してプラスで、日足転換線を割ることがあれば週を通してマイナスとしておきます。

今後の課題

・予想の記録をつけて相場観を養う
・エントリーのタイミングや決済のタイミングを見つけられるようになる
・色んなテクニカル指標を使って、高精度な予想を立てられるようになっていく

皆様のオススメのテクニカル指標がありましたら、教えていただけると嬉しいです!

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