【テクニカル分析】今週の振り返りと来週の米国相場予想(7/18~)【SP500,NASDAQ100】

テクニカル分析
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ばーにゃい
ばーにゃい

こんにちは!
底辺エンジニアのばーにゃいです!

どうも、ばーにゃいです!
今週はCPI結果がめちゃくちゃ高かったので、7月のFOMCでは1%の利上げが急速に織り込まれてきてましたが、要人達の0.75%利上げ支持によって木金で大幅に上昇してくれましたね!

てなわけで、今週も勉強して正確な予想ができるように頑張っていこうと思います!
それでは来週のSP500やNASDAQ100の相場予想やっていきやす!

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチ・リトレースメント+出来高+3/10オシレーターと一目均衡表を使用して来週と相場を予想してますので、使い方などに間違いがあったら指摘いただけると嬉しいです!

今週の振り返り

ファンダメンタルズ的観点

今週はCPIとミシガン大学消費者信頼感指数が注目でしたね。
6月のCPIは市場予想を超える前年同月比で9.1%上昇、前月比でも1.3%の上昇でまだまだインフレが落ち着いてないと思えるような結果でした。
この結果を受けて一時的にではありますが、7月FOMCで1%の利上げとする予想が90%近い事態となりました。

ただ、7月に入ってからのエネルギー価格の下落を反映していないので、来月以降は落ち着いた数値になるのではと言った見方もあります。

とは言え、家賃や賃金の上昇は高止まりを続けそうですし、ウクライナ問題が解決してないことから原油やガスなどのエネルギー価格は再度上昇する可能性もあるので、来月以降でCPIの値が下がるとは言えないんじゃないかなと個人的には考えています。

つづいて、ミシガン大学消費者信頼感指数の結果ですが、若干数値が改善されてます。
また、1年先や5年先の期待インフレ率も低下していますね。
7月の結果なので、こちらはエネルギー価格が下落しているのを好感されてるんでしょうか?

とりあえずは今月のCPIとミシガン大学発表の期待インフレ率が判明したので、前回記事で紹介した「20の法則」の状況を確認してみたいと思います。

それでは現在はどうなっているかというと、
CPI:9.1%
SP500実績PER:20.57(7月15日の実績PER)
合計値:29.67
合計値が29.67となっていて、20の法則的には割高感ある状態と言えます。
SP500の過去平均PERは17.2倍らしいので、PERだけで見てもまだ割高感がある状態です。

割高感を払拭するにはこの数値を20に近づける必要があるわけですが、ミシガン大学が発表している1年先の期待インフレ率は5.2%とまだまだ高い水準にあるのを予想しているので、SP500の実績PERを下げるしかない状態なわけです。
仮に1年先の期待インフレ率を市場が織り込んでいると仮定して価格に反映させようとすると、
PER:20-5.2=14.8倍
EPS:187.81(7月15日の実績EPS使用)
理論株価:14.8*187.81=2779.588ドル
となってしまい、現在株価(3863.17ドル)から約30%も下がってしまうんですよね…

なので、大負けに負けて、CPI+実績PERの合計値を現在値の29.7と20の中間まで行ったときに底をつけると仮定して、合計値24.85での値を見てみると
PER:24.85-5.2=20.55倍
EPS:187.81(7月15日の実績EPS使用)
理論株価:20.55*187.81=3859.4955ドル
となり、ほぼ現在値と同じ値になっていることがわかります。
もし市場がこの理論株価を意識しているなら、CPIと期待インフレ率は下がる見込みなので底打ちした可能性があるのかな…?
とりあえずは8月にまた状況を確認したいですね。

緑の水平線:6月の結果
黄色水平線:7月の結果

TradingViewより作成:

ただ、EPSのコンセンサス予想が明確に低下を始めているので、利上げとQTによる株価下落は落ち着きを見せたけど、これからは企業業績の悪化による株価下落が始まりそうですね…

またまた、有料級の情報を提供している、超保守的な資産管理チャンネルの渋谷さんの動画からの紹介なのですが、ドルインデックスが上昇している、つまりはドル高の時は、企業業績のEPS下方修正が増えてくると言ったデータがあるようです。

また、前回記事でも載せました、ISM製造業景況感指数の下落と企業業績の下方修正(EPSの下方修正)で高い相関あるデータがあるので、やはり、これから企業のEPSの下方修正が続きそうだな、EPSが下がるなら当然株価も下がるなといった状況です。

超保守的な資産管理チャンネルより

また、先日発表された小売売上高は前月比で+1%となっていて、アメリカの個人消費はまだ強いと言われたりしてますが、インフレを考慮するとマイナスで消費者信用残高も予想を大きく下回る結果を出しているので、企業に流れるお金も減っているのではないかと予想できます。
決算シーズンでは実際に売上高、EPSともに通期下方修正を出す企業が増えるかに注目です。

ばーにゃい式大底確認のテクニカル分析

既に大底のシグナルは出てましたが、状況に変わりないかテクニカル分析をチェックしていきたいと思います。

TradingViewより作成:S&P500指数チャートを使用してテクニカル分析

今週も再度の大底シグナルの点灯後はレンジ相場を形成して上がったり下がったりを繰り返している状況なので、きちんと大底を捉えてそうな雰囲気ですね。

とはいえ、ファンダメンタルズ要素からはこれから暴落が起きそうな雰囲気がむんむんなので、ちゃんと機能してくれるかが怪しいですね…
どちらにしても、これからの動きは要注目です!

炭鉱のカナリア(HYG)のテクニカル分析

今週も調整局面・ベアマーケット時なので炭鉱のカナリアであるHYGのテクニカル分析もしていきたいと思います。
※MACDから3/10オシレーターに変更(MACDの期間を3:10:16にしたもの)

TradingViewより作成:HYGチャートを使用してテクニカル分析

HYGの状況を見てみると、週初めは25EMAに負けて下落しましたが、予想よりもセンチメントが良くてRSIが40付近になるまで落ちることはなく、金曜日はとても力強く上昇して25EMAを上回る状況になりましたね。

また3/10オシレーター的にはシグナルラインが0より上にあるため、買い基調と思えるのでこれからも上昇を続けてくれそうな感じです。

炭鉱のカナリアが元気になってきてるならSP500やNASDAQ100も上昇を続けてくれそうですね!

SP500

先週のSP500は1週間でみると-0.91%の下落です。

移動平均線+αでは、ボリンジャーバンド的にスクイーズ状態にあるので、次に流れた方向にて大きく動きそうなことと、日足のローソク足的には木金でつけたローソク足の高値安値どちらかをブレイクした方向に大きく流れそうな感じで、週足のローソク足パターン的には一応買圧力は強そうだが、3/10オシレーターでは空売り準備をしろとのシグナルが出ているので週半ばあたりまでは下落しそうなので、今週も木金あたりで日足の25日EMAやフィボナッチの抵抗ラインを上抜けるようなことになれば週を通してプラス、逆に日足の25日EMAやフィボナッチの抵抗ラインに負けてコロナ安値の固定VWAPラインを抜けてしまったら週を通してマイナスとしていました。

良い感じに展開を予想できているんじゃないでしょうか?
週半ばまで下落で木金あたりで大きく戻してますけど、25日EMAやフィボナッチの抵抗ラインを超えることができたのでマイナスとなっています。

一目均衡表では、日足基準線とコロナ安値VWAPの間でレンジ相場を形成しそうですがひとまずは木金あたりで日足での基準線を超えるようなことがあれば週通してプラスで、コロナ安値VWAPを超えてしまうとマイナス予想してました。

こちらも一応は予想通りですね。
月曜日からコロナ安値VWAPを超えてしまったことで、大幅に下げていってるのがデカくて、木金で大幅に戻してますけど、コロナVWAPを少し超えるくらいが精一杯だった模様です。

NASDAQ100

続いて先週のNASDAQ100の動きですが、1週間で-1.18%の下落です。

移動平均線+αではボリンジャーバンド的に上限下限は一応上向きとなっていますが、ミドルバンドから現在株価が1.3%ほど乖離しているのと、3/10オシレーターでは空売り準備をしろとのシグナルが出ているので週半ばあたりまでは下落しそうなのと、日足のローソク足的にはらみ足となっているので、木金あたりで高値の黄色水平線(コロナ後に形成されたダブルボトムのネックライン)とフィボナッチの50%抵抗線ラインを超えるとこができれば週を通してプラスで、安値の25日EMAを下に抜けてしまったら週を通してマイナスとしてました。

こちらも展開を良い感じに予想できてますね。
週半ばまでの下落がかなり大きかったので木曜日時点で安値の25日EMAを下に抜けてしまってます。

一目均衡表では、来週の予想としては、ローソク足のパターン的には、日足は高値安値をどちらにブレイクした方向に大きく流れそうで週足的には買圧力は強そうな状態なので、しばらくは黄色水平線と赤水平線の間でレンジ相場を形成しそうですが、フィボナッチの抵抗線と黄色水平線(コロナ後に形成されたダブルボトムのネックライン)上抜くようなことがあれば、週通してプラスで、日足転換線を割ることがあれば週を通してマイナスとしていました。

こちらのほうが何だかスマートに予想できてますね。
日足転換線を割ってるので木金でかなり戻しはしたけど、結局マイナスになるのを予想できてます。

米国債10年利回りについて

米国債10年利回りは現在2.921%で1週間で-1.48%の上昇です。
利上げが1%の予想も出てきてるのに下がってるってことはリセッションを懸念してる人たちの方が多いってことなのかな?

SP500のイールドスプレッドについて(米国実質金利使用)

米国実質金利とSP500の株式益利回りのそれぞれ現在は以下のようになってます。

米国実質金利:0.56%
SP500株式益利回り:6.09%
そのため現在のSP500のイールドスプレッドは5.53%(6.09-(0.56))になります。
なので、現状だと100/5.53%=PER18.08倍ぐらいの価格が目安になるのかなと考えてます。

※直近のゴールドマン・サックス予想だとEPSが226ドルにみたいなので226ドルを使用します。

2022年末EPS予想が226ドルなので
株価に直すと226ドル×18.08倍=4086.0799ドル

現在株価との乖離率は4086.0799/3863.17=1.0577012919441806
現状-5%くらいなので、来週もあがってくれるかも?

次回FOMCでの金利発表予想

現状の7月利上げ予想の状況ですが、少なくとも0.75%の利上げ予想が100%の状態です。
多くの要人が0.75%利上げを支持してることから、おそらくは1%利上げにはならなそうですが、0.75%の利上げになったとしても、正直この利上げスピードは市場が織り込んでるとは思えないので、近いうちに暴落がきそうな予感がします。

CMEのFedWatchツールから作成

来週の重要なイベント

7月19日:GDPナウ 最新値発表

現状、2022年の第2四半期の米国GDP成長率が-1.5%推定されています。

また数値が悪くなってしまいました。
予想値通りの発表があるとテクニカル的にリセッションを起こしてしまいます。

SP500

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチリトレースメント+出来高+3/10オシレーター

今週もEMAの125、200日線を外して、3/10オシレーターを起用していこうと思います。
理由としては毎週の動向を確認してるだけなのに、長期の移動平均線は必要無いんじゃないかな?と思ったからです。
そのまえに、3/10オシレーターってなんだよ?って方は、プロトレーダーである鎌田さんの動画で詳しく解説されていますので、ご確認いただけたらと思います。
→プロトレーダー鎌田さんの3/10オシレーター解説動画

基本的にはMACDと同じで下記のようなシグナルで押し目か戻り売りかを判断します。
・シグナルラインが0を超えると買い基調
・シグナルラインが0より下でMACDラインが0より上の場合:戻り売りのシグナル(空売り準備)
・シグナルラインが0より上でMACDラインが0より下の場合:押し目買いのシグナル

それでは早速、来週の予想を建てるために直近の状況を見ていきましょう!
また、出来高も見れるように最初からSPXのかわりにSPYで確認してます。

色分けは以下参照
ボリンジャーバンド
青線:EMA(5)、σ1の上限、下限
紺色:σ2の上限、下限
移動平均線
赤線:EMA(10)
黄線:EMA(25)
緑線:EMA(75)
3/10オシレーター
青線:MACDライン
赤線:シグナルライン
固定VWAP
濃桃線:年初来からの固定VWAP
黄緑線:コロナ安値からの固定VWAP

TradingViewより作成:S&P500指数チャート1

直近の動きを見てみますと、7/5から3/10オシレーターにて戻り売りシグナルが出ている状態が続いていたので月曜日から水曜日の寄りまでは下落を続けていましたね。
その後、13日に3/10オシレーターにて押し目買いのシグナルが出たことで木金で大幅に上昇をしています。
水木で上昇を始めているのがフィボナッチの23.6%ラインなので、ここはサポートラインとして意識されてそうな感じがしますね。

また、今週もボリンジャーバンド的にはスクイーズ状態になっていて、次に流れた方向にて大きくエクスパンションしそうには見えています。
ただ、現状は25日EMAとコロナ安値VWAPが頭の上にあるので、これに負けずに上昇できるかがポイントになってきそうです。

ローソク足のパターン的に金曜日は上ヒゲなしの陽線で買いが強そうに見えますし、3日まとめて見たときもダブルボトムをつけてからの陽線となっていて強そうな感じがします。

続いて、出来高に固定出来高プロファイル(VFPR)、固定VWAP(売買高加重平均価格)を表示した画像についてもテクニカル的に見ていきます。
今週も出来高などについては、週足で見ていこうと思います。

※出来高とVFPRについては書籍が見つからず、間違ったことばかりの内容を話してしまうかもですが、書籍がないなら少しでもチャートに触れていくことでしか分析の上達ができないのでご了承ください。
色分けは以下参照
VFPR
赤線:POC
固定VWAP
桃線:年初来からの売買高加重平均価格

TradingViewより作成:S&P500指数チャート2

週足での状況を見てみると、3/10オシレーターのゴールデンクロスが継続していてMACDラインが微妙ではありますが上向くとなっているので、この方向に株価は進みそうな気配です。
まずはMACDラインがしっかりと0を超えることができるのかが注目です。

ローソク足のパターン的には出来高があまりなく、出来高が株価に先行するならばまた下げてきそうな雰囲気もあります。
とりあえず一本だけでローソク足を見てもあまり強いシグナルと言えそうにないので、3週まとめて見てみると、一応ハンマーなので買圧力は強そうな気配です。

ということで、来週の予想としてはボリンジャーバンド的にスクイーズ状態にあるので、次に流れた方向にて大きく動きそうなことと、日足・週足ともにローソク足的には買圧力は強そう。
3/10オシレーター的にも押し目買いのシグナルが継続中なので、週半ばまで上昇は継続しそうに見えてます。
なので、今週も木金あたりで日足の25日EMAやフィボナッチの抵抗ラインを下抜けるようなことになれば週を通してマイナス、逆に日足の25日EMAやフィボナッチの抵抗ラインを超えたままでいられたらら週を通してプラスとしておきます。

一目均衡表

続いて、一目均衡表で来週の相場を見てきたいと思います。

色分けは以下参照
赤線:基準線
青線:転換線
緑線:遅行線
薄緑線:先行スパン1
薄桃線:先行スパン2
濃桃線:年初来からの固定VWAP
黄線 :週足遅行線からの固定VWAP
黄緑線:コロナショック安値からの固定VWAP

TradingViewより作成:S&P500指数チャート

直近の状況を見ていくと、三役逆転の状態は変わらずで、日足基準線と転換線の間を行ったり来たりするようなレンジ相場を形成しているように見えます。

現状のまままま株価が推移してくれるだけでも遅行線がローソク足を上抜く事ができる上にローソク足も雲入りできるので、悪材料などが出なければ状態は良くなってきそうだなと感じてます。
ただ、偶然なのか必然なのかわかりませんが、ちょうど雲入り目前の日が7月28日でFOMCの発表がある日なんですよね…
正直現状のままだと28日は0.75%の利上げで悪材料として下げそうですし、29日には第2四半期GDPの発表があってGDPナウの数値を参考にするならテクニカル的なリセッションが起きそうなので、大幅に下げて雲の下を推移するような気がしてます…

日足での遅行線の連動性は下げ・下げ・下げ・下げ・上げとなっていますが、26日前の実質金利はおよそ0.29%くらいで、現在の0.56%と乖離している値が大きいため、まだ連動はしなさそうです。
週足での連動も4周目は連動しなかったですね…

続いて、長期での状態を見るために週足でのチャートを見てきます。

TradingViewより作成:S&P500指数チャート(週足)

長期で見ると、三役逆転は変わらずです。
そして4週続けて上がったり下がったりのレンジ相場を形成しているので、何が意識されてるのかなーと調べてみたところ、135週EMA(赤線)と175週EMA(黄線)が意識されてそうな感じです。

週足遅行線的にはプラス見込みですが、前回は連動しなかったのでちょっと信頼性にかけそうです。
また、ローソク足のパターン的には、ハンマーで買圧力が強そうですが、出来高が少ないのであまり信頼できなさそうなので、3週まとめて考えたところ、ダブルボトムに見えるので買圧力はありそうです。

来週の予想としては、ローソク足のパターン的には日足・週足ともに買圧力は強そうな感じですが、現状は日足基準線と転換線でレンジ相場を形成しているように見えるので、基準線を上抜けてくれれば週通してプラスで、転換線を下抜けたらマイナスとしておきます。

NASDAQ100

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチリトレースメント+出来高+3/10オシレーター

こちらもSP500と同じく125、200EMAを外して3/10オシレーターを導入しています。
続いてNASDAQ100の状況を見ていきましょう。
例のごとく、NASDAQ100指数のかわりにQQQで確認してます。

色分けは以下参照
ボリンジャーバンド
青線:EMA(5)、σ1の上限、下限
紺色:σ2の上限、下限
移動平均線
赤線:EMA(10)
黄線:EMA(25)
緑線:EMA(100)
3/10オシレーター
青線:MACDライン
赤線:シグナルライン
固定VWAP
濃桃線:年初来からの固定VWAP
赤紫線:直近高値からの固定VWAP(21年11月22日)

TradingViewより作成:QQQチャート 1

直近の状況を見てみると、5日から3/10オシレーターで空売りの準備をしろと出ていたので、月曜日から水曜日の寄りまで下落を続けていましたね。
その後13日に押し目買いのシグナルが出たことで木金で大幅に上昇をしてくれてます。

また、ボリンジャーバンド的にはスクイーズ状態になっていて、次に流れた方向にて大きくエクスパンションしそうには見えています。
日足のローソク足的には、上ヒゲがないので買圧力は強そうに見えますが、すぐ上に控えている黄色水平線(コロナ後に形成されたダブルボトムのネックライン)とフィボナッチの50%ラインがめちゃくちゃ硬いので、ここを上抜けてくれるかが注目ですね。

続いてNASDAQ100でも出来高と固定出来高プロファイル(VFPR)、固定VWAP(売買高加重平均価格)を表示した画像についてもテクニカル的に見ていきます。
こちらも週足で見ていきます。

色分けは以下参照
VFPR
赤線:POC
固定VWAP
濃桃線:年初来からの固定VWAP
赤紫線:直近高値からの固定VWAP(21年11月22日)

TradingViewより作成:QQQチャート 2

週足での状況を見てみると、やはり黄色水平線(コロナ後に形成されたダブルボトムのネックライン)がとても硬いレジスタンスラインとなっていて、上抜くことができてないですね。
3/10オシレーター的にもゴールデンクロスを組んではいますが、MACDラインが0を目前に失速をしていています。
とは言え、上向きにはなったままなので、このまま0ラインを超えてくれるかが重要そうです。

ローソク足的にはハンマーなので買い圧力は強そうなのですが、出来高があまりないので、こちらも3週まとめて見てみたところ、一応ダブルボトムを形成しているように見えるので、やはり黄色水平線を超えることができたら本格的に上昇してくれそうに見えてます。

ということで、来週の予想としてはボリンジャーバンド的にはスクイーズ状態にあるので、次に流れた方向に大きく動きそうなことと、日足・週足ともにローソク足的には買圧力は強そう。
3/10オシレーター的にも押し目買いのシグナルが継続中なので、週半ばまで上昇は継続しそうに見えてます。
なので、黄色水平線(コロナ後に形成されたダブルボトムのネックライン)とフィボナッチの50%抵抗線ラインを超えるとこができれば週を通してプラスで、反対に負けてしまって25日EMAを下に抜けてしまったら週を通してマイナスとしておきます。

一目均衡表

一目均衡表を使ってNASDAQ100の来週の状況を見てきたいと思います。

色分けは以下参照
赤線:基準線
青線:転換線
緑線:遅行線
薄緑線:先行スパン1
薄桃線:先行スパン2
濃桃線:年初来からの固定VWAP
赤紫線:直近高値からの固定VWAP(21年11月22日)
黄緑線:コロナショック安値からの固定VWAP

TradingViewより作成:QQQチャート

直近の状況ですが、三役逆転は変わらずですが、ローソク足が転換線・基準線を上抜いてくれてます。

現状は黄色水平線(コロナ後に形成されたダブルボトムのネックライン)で赤水平線の間でレンジ相場を形成してますね。
日足ローソク足的には上ヒゲがないので買圧力は強そうな感じでね。
また、遅行線がこのまま進むだけでもローソク足を上抜けることができるので三役逆転を解消できます。

ただ、遅行線の株価連動的には来週は下げ・下げ・下げ・下げ・上げとなっていて、26日前実質金利が現在地と乖離しているので、まだ連動しなさそうですが連動し始めた場合は三役逆転の解消ができないかもなので要注意ですね。

続いて長期ではどうなっているかを確認していきたいと思います。

TradingViewより作成:QQQチャート(週足)

週足でのチャートでは、三役逆転は変わらずで、ローソク足が転換線を上抜いていますが結構そのラインでウロウロとしている状況ですね。

とりあえずは黄色水平線(コロナ後に形成されたダブルボトムのネックライン)と赤水平線の間でレンジ相場を形成しているので、強力なレジスタンスとなってる黄色水平線を超えられるかが上昇トレンドになるための第一歩となりそうです。

週足遅行線的にはプラス見込みですが、連動性が途切れてしまってるので次は連動してくれるかわからないですね。
また、ローソク足のパターン的にはハンマーで買圧力が強そうですが、出来高がないので3週まとめてで考えたところ、ダブルボトムっぽく見えるので買圧力はありそうです。

というわけで、来週の予想としては、ローソク足のパターン的には日足・週足ともに買圧力は強そうな感じです。
なので、黄色水平線と赤水平線の間でレンジ相場を形成しそうですが、黄色水平線(コロナ後に形成されたダブルボトムのネックライン)上抜くようなことがあれば週通してプラスで、日足基準線を割ることがあれば週を通してマイナスとしておきます。

このまま株価が推移したら水曜日に遅行線がローソク足を上抜いて三役逆転の解消ができそうなので、もしかしたら強力な抵抗線である黄色水平線超えれるかもしれないっすねw

今後の課題

・予想の記録をつけて相場観を養う
・エントリーのタイミングや決済のタイミングを見つけられるようになる
・色んなテクニカル指標を使って、高精度な予想を立てられるようになっていく

皆様のオススメのテクニカル指標がありましたら、教えていただけると嬉しいです!

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