【テクニカル分析】来週の米国相場予想(1/24~)【SP500,NASDAQ100】

テクニカル分析
この記事は約9分で読めます。
ばーにゃい
ばーにゃい

こんにちは!
底辺エンジニアのばーにゃいです!

どうも、ばーにゃいです!
今週の米国相場は厳しい状況でしたね…
こういう弱気な相場のときも相場を予想し続けることが勉強になると思いますので、来週のSP500やNASDAQ100の相場予想やっていきやす!

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチ・リトレースメントと一目均衡表を使用して来週と相場を予想してますので、使い方などに間違いがあったら指摘いただけると嬉しいです!

先週の振り返り

ファンダメンタルズ的観点

先週の米国市場ですが、開幕から長期金利が上昇し、NASDAQ100が2.6%も下落する嫌なスタートの仕方でした。
開幕の18日は約7000億円の国債購入があるはずでしたが、何やらシステムトラブルがあったとかで、購入が1日ずれたのがとても痛かったですね。

悪い流れの中、ウクライナ情勢の緊迫やニューヨーク連銀製造業景気指数の予想以上の悪化ぶりからスタグフレーションに進行していることが予想され、投資家心理が悪化してしまいました。

19日以降の金利上昇は鈍化したものの、この景気不安の中では流石に株価はあがらないよねーな1週間でしたね。

SP500

先週のSP500は1週間でみると-5.68%の下げでした。

移動平均線での予想では25日線と10日線でデッドクロスを組みかけているけど、米国債購入などが予定されているので上昇が続くのではと予想していましたが、全然当たらなかったですね。

株価が下がり続けていた要因としては、実質金利が上がり続けていたからだと考えてます。
長期金利は下がってるのに実質金利が上がってるってことは期待インフレ率が下がってるってことだと思うので、インフレ問題的にはいい傾向なんですかね?(詳しい人コメントしてくれると嬉しいです!)

また、実質金利があがると何で株価が下がるんだよ!って人向けに超絶わかりやすい動画を紹介しておきます。

渋谷 豊さんの動画は毎回、めちゃくちゃ勉強になることばかりなので、もう見ないと損だと思います!

次に一目均衡表ですが、18日、20日にて製造業での景況指数発表がそこまで悪いものでなければ、米国債の購入により株価を大幅に上昇させ、上昇トレンドに押し上げてくれると予想していました。

ですが、蓋を開けてみたらもう下落するばかりで全然当たらなかったですね。
18日のニューヨーク連銀製造業景気指数はすこぶる悪い結果でしたが、20日のフィラデルフィア連銀製造業景気指数は予想通りくらいの結果だったので、上昇とまではいかないまでもトントンくらいにはなると思ったんですがね…

ただ、一目均衡表についての予想でも実質金利の上昇をいう観点を考えていなかったので、新たな視点に気づけたということでポジティブに捉えていこうと思います。

NASDAQ100

続いて先週のNASDAQ100の動きですが、1週間で-7.45%と大幅下落でした。

移動平均線一目均衡表の双方において、米国債購入があるから上昇するというふうに予想していましたが、もうまるっきりの大外れでした。

米国債購入の謎の信頼感ぶりに冷静に考えて笑っちゃいました。
NASDAQ100も実質金利が上昇したことにより、株価が下がり続けたのですが、SP500よりも高PERなので影響がでかかったですね。

米国債10年利回りについて

米国債10年利回りは現在1.762%で1週間で-1.45%と多少の下落となりました。
ただ、一時1.9%に到達したりとコロナショック前の水準まで近づいたりしたので今後も注意が必要です。
米国債購入がなければドンドン上昇してパニック売が起きてたかもですね。

米国実質金利について

米国実質金利は現在-0.58%となっています。
これは年始からみると約0.4%も上昇しています
今後も実質金利が上がり続けると、PERが押し下げられて行きますので、それに伴って株価も下がっていく可能性があるので要チェックですね。

来週の重要なイベント

1月24日: 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)

この指数が50を上回っていたら景況感は強い、つまり、景気は拡大していると判断できます。
景気の先行指標として有名なので、これを参考にしている投資家が多いと考えると重要なイベントですね。

1月25日:1月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)

こちらも景気の先行指標ですが、10種類の経済指標から米国景気の方向性などがわかるので、こちらも要チェックです。

1月26日:パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見

来週で一番重要なイベントはなんと行ってもパウエル議長の記者会見ですね。
バイデン大統領がインフレに対処するために金融政策を再調整するのが適切と言及したことで、パウエル議長も1月のFOMCでテーパリングについて再度協議するだろうと話していたので、3月末で終了が更に早まる可能性が出てきました。

テーパリングが早く終わるということは早期利上げになる可能性もあるので、市場が不安定のも仕方ないですね…

兎にも角にも、絶対に見逃せない情報になります。

来週の米国債購入スケジュール

1月25日:20億2,500万ドル
1月27日:18億2500万ドル


米国債購入のスケジュールについて詳細は、ニューヨーク連邦準備銀行ページをご覧ください。

SP500

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチリトレースメント

前々回から移動平均線+ボリンジャーバンドで予想を立ててきましたが、今週からフィボナッチリトレースメントも合わせて見ていこうと思います。

追加している理由としては今後、短期売買をしようとしたときに、どんなタイミングで反発するかや戻り売りがどこまで行われるかなどを予想できれば、エントリーのタイミングや決済のタイミングに使えると考えたためです。(見づらかったりしたらコメントしてくれると助かります!)

それでは、来週の予想を建てるために直近の状況を見ていきましょう!

色分けは以下参照
ボリンジャーバンド
青線:EMA(5)
移動平均線
赤線:EMA(10)
黄線:EMA(25)
緑線:EMA(75)
白線:EMA(125)
黒線:EMA(200)

TradingViewより作成:S&P500指数チャート1

直近の動きを見てみますとボリンジャーバンドの際をずっと通って下がる、いわゆるバンドウォークで下がり続けてますね。

事前の確認していた規則性通りでは75日線や125線にタッチしたら反発してましたが、現在は125日線も下抜き200日線にタッチしてる状況です。

これはコロナショック後だと2020年の6月以来な動きになります。
なので、これからどのような動きをするかが予想しづらいですが、ボリンジャーバンドの上限、下限が揃って下向きにありますので、今後もバンドウォークしながら株価の下落が起こるだろうと予想します。

ただ、フィボナッチ・リトレースメントに目を向けると1.8%ほど下落した後に反発するのかなとも見えてます。
この投資家心理の不安が高まってる中、投資家の無意識をテクニカル的に見るフィボナッチ・リトレースメントが機能するか甚だ疑問ですが、こういうときこそ良いデータが得られそうだと思うので、ちょっとワクワクしてます。

まあそういうわけで、来週も下げ相場が続き、200日線を割るのではと予想しおきます。
200日線を割ると株価が上昇しづらいというデータがあるので、本格的にトレンド転換してしまいますね…

ただ、上で紹介した渋谷さんの動画で出されている実質金利と株価の感応度表を見てみると、このまま実質金利が上がらなければ下げ止まる可能性もあるんですよねーあの表をこのブログでも使いたいんですけど、貰えたりしないかな?
勝手に使うのは流石にNGですよね? 詳しい人がいたら教えて下さい!!

一目均衡表

続いて、一目均衡表で来週の相場を見てきたいと思います。

色分けは以下参照
赤線:基準線
青線:転換線
緑線:遅行線
薄緑線:先行スパン1
薄桃線:先行スパン2

TradingViewより作成:S&P500指数チャート

直近の状況を見ていくと、遅行線が綺麗にローソク足と雲を下抜きして三役逆転が成立しています。

遅行線もローソク足も遮るものが何もなくなってしまってるので、どこまで下落をするかがわからない状況です。
現状の日足チャートではこのままずっと下落するように見えてるので、週足でのチャートも見ていきたいと思います。

TradingViewより作成:S&P500指数チャート(週足)

週足でのチャートを見ると、まだギリギリ三役好転を維持している状態で、基準線も上向きにあるので長期でみたら上昇トレンドのように見えています。

また、遅行線がローソク足にタッチしている状況なので、ここで反発をすることができれば遅行線の現在株価との連動性から今後2週間はあがるのかなーって感じです。

ただ、FOMCの結果が悪かったりして、週足でのチャートでも遅行線がローソク足を下抜くような事態になれば、長期でも下落トレンドに転換してしまうかもです。

ひとまず、テクニカル分析的には来週頭で反発するかが分かれ目で、遅行線の現在株価との連動性を信じるならプラスの1週間になると予想しておきます。

NASDAQ100

移動平均線

SP500と同じく、こちらもフィボナッチ・リトレースメントを追加で組み合わせて見ていきましょう。
例のごとく、NASDAQ100指数のかわりにQQQで確認してます。

色分けは以下参照
ボリンジャーバンド
青線:EMA(5)
移動平均線
赤線:EMA(10)
黄線:EMA(25)
緑線:EMA(100)
白線:EMA(125)
黒線:EMA(200)

TradingViewより作成:QQQチャート 1

直近の状況を見てみると200日線を大きく離してまだまだ下落するように見えてますね。

この動きはコロナショック以来なので、どこで下げ止まるかが肝になりますね。
ボリンジャーバンドや移動平均線的にはもう、THE下落トレンドと言った感じで、まだまだ下げそうです。

フィボナッチ・リトレースメント的には直近だと0.4%ほど下に反発可能性のあるラインがあり、そこを超えてしまうと約5%ほどの下に反発可能性のあるラインがあります。

実質金利と株価の感応度表を考えると、現在から4%ほど下がってもおかしくはないので、来週の予想としては今後も下がり続けて4-5%下落した後に反発すると予想しおきます。

ただ、FOMCで早期利上げ観測が強まったら更にバグっちゃうかも…
そうでなくても、200日線を割ったETFは上昇しづらいというデータがあるので、今後も200日線を上抜くまでは不安定な相場が続くでしょうね。

一目均衡表

一目均衡表を使ってNASDAQ100の来週の状況を見てきたいと思います。

色分けは以下参照
赤線:基準線
青線:転換線
緑線:遅行線
薄緑線:先行スパン1
薄桃線:先行スパン2

TradingViewより作成:QQQチャート

直近の状況ですが、ものすごい勢いで下落をしてて、いったいどこまで落ちるんだ!!って感じです。
というわけで、日足では正直どこまで下落するかを予想しづらいので、週足でのチャートを見ていきたいと思います。

TradingViewより作成:QQQチャート(週足)

週足でのチャートを見てみると、遅行線が綺麗にローソク足を下抜いています。
これは長期的にも下落トレンドに移り変わりつつあることを意味しますので、非常に危険な状態にあるかと思います。

直近のローソク足から2.3%ほど下に雲がありますので、そこで反発をしてくれたらまだ長期で見たら上昇トレンドと言える状態に持ってけますが、上で紹介してる渋谷さんの動画で出されている実質金利と株価の感応度表を見てみるとまだ4%ほどの下落が起こりそうなんですよね…

そうなるとローソク足も雲の中に入ってしまうので、さらに不安定な状態になるかもです。

ひとまず、テクニカル分析的にはまだまだ下げそうだが、2.3%ほどで反発するかが分かれ目としておきます。

今後の課題

・予想の記録をつけて相場観を養う
・エントリーのタイミングや決済のタイミングを見つけられるようになる
・色んなテクニカル指標を使って、高精度な予想を立てられるようになっていく

皆様のオススメのテクニカル指標がありましたら、教えていただけると嬉しいです!

コメント

タイトルとURLをコピーしました