【テクニカル分析】来週の米国相場予想(3/14~)【SP500,NASDAQ100】

テクニカル分析
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ばーにゃい
ばーにゃい

こんにちは!
底辺エンジニアのばーにゃいです!

どうも、ばーにゃいです!
今週も引き続き不安定な状況で嫌な感じでしたね。
でもこんなときこそ勉強のために、来週のSP500やNASDAQ100の相場予想やっていきやす!

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチ・リトレースメントと一目均衡表を使用して来週と相場を予想してますので、使い方などに間違いがあったら指摘いただけると嬉しいです!

先週の振り返り

ファンダメンタルズ的観点

8日にアトランタ連銀からGDPナウが発表されました。
結果は、0.5170と前回の数値よりかは改善されましたが、この数値が続くと通年で考えたら景気停滞と言っても過言ではないので、この高インフレ状態においては厳しい結果ですね…

というのも、ゴールドマン・サックスが2022年のGDP予測を1.75%に引き下げ、景気後退の確率は35%になると予想を発表してるんですよね。
高インフレ+景気停滞でどんどんスタグフレーションが進行しそうです。

続いて、10日発表のCPIですが、結果は市場予想通りの7.9%でした。
市場予想とおりとは言え、前月からも高くなっている上にウクライナ情勢による原油高が反映されていない状態なので、来月のCPIは深刻な結果となりそうです。

なので、来月はこれまで以上のインフレ率が見込まれるわけですが、市場は3月のFOMCでは0.25%の利上げになるだろうと予想しています。

正直0.25%毎じゃインフレ退治まで時間かかりすぎな感じがありますが、現状ウクライナ問題を解決しないと原油高は終わらないし、一気に0.5%あげる必要はないかなとな感じです。

ただ、このままだと米国10年債と米国2年債との利回り格差のフラット化が進みすぎて、結局逆イールドカーブからのリセッションに陥りそうなのですが、皆様はどう思いますか?

この不安定な状況でテーパリングも終了してしまったので、ここから悪材料が出たときの市場の反応がとても怖いです。

SP500

※今週から1週間のリターンは金曜日の終値から金曜日の終値の値としてます。
先週のSP500は1週間でみると+0.07%とほぼ+-0でした。

移動平均線+αでは、来週は下落からスタートしそうで、フィボナッチリトレースメントで0.6%程下落した位置と1.4%ほどの下落した位置で反発してら+-0ぐらいのレンジ相場になると予想してました。
めちゃめちゃ予想通りですね。良い感じです。

一目均衡表では、遅行線の連動的には上げ・上げ・上げ・上げ・下げとなっているけど、週足遅行線の株価連動的には来週はマイナスに見えているのでマイナスと予想していました。

遅行線の連動は初日だけ外れてしまってますね。
ただ、後半から鬼のようなリバがあったので、ウクライナ情勢しだいで上げになってたのかなーと言った印象です。

NASDAQ100

続いて先週のNASDAQ100の動きですが、1週間で-0.22%の下げでした。

移動平均線+αでは7日の寄りで上昇しているならプラスで0.9%以上下落を続けるようであればマイナスと予想してました。

結果としては、7日は寄りからマイナスで終値のときには-3.7%も下げてました。
それが響いて結局1週間でも若干のマイナスになりましたね。

一目均衡表では、遅行線の連動的には上げ・上げ・上げ・下げ・下げだけど、週足はマイナスに見えているのでマイナスと予想していました。

結果としてはマイナスだったわけですが、遅行線の連動が今週もうまくいってないです。
正直100%連動するわけじゃないので、気にする必要がないと言えばないのですが、連動するときとしないときの違いを見極めていきたいです。

米国債10年利回りについて

米国債10年利回りは現在1.997%で1週間で+15.03%の上昇です。
ウクライナ問題は材料出尽くしでインフレ率に興味が移ってる感じですかね?

SP500のイールドスプレッドについて(米国実質金利使用)

米国実質金利とSP500の株式益利回りのそれぞれ現在は以下のようになってます。

米国実質金利:-0.95%
SP500株式益利回り:5.31%
そのため現在のSP500のイールドスプレッドは6.26%(5.19-(-0.94))になります。
なので、現状だと100/6.26%=PER15.9744倍ぐらいの価格が目安になるのかなと考えてます。
2022年末EPS予想が223ドルなので
株価に直すと223ドル×15.9744倍=3562.3001ドル

下落をしていてもイールドスプレッドが6.5目安で反転することが多いらしいので、もうちょっと下げが来るかもしれませんが、それを乗り越えたら上昇かも?

来週の重要なイベント

3月16日:GDPナウ 最新値発表

現状、2022年の第1四半期の米国GDP成長率が0.5170%推定されています。
この値がマイナス成長となった場合、ちょっと市場はあれそうなので要チェックです。

3月16日:2月 小売売上高 [前月比]

現状の高いCPIの状態で、小売売上高が悪くなっている場合は、明らかにスタグフレーションの兆候です。
前回の結果は市場予想を大幅に上回る結果でしたので良い感じでしたが、まだまだスタグフレーションの兆候が見えているので、今回も要チェックです。

3月16日:FOMC+パウエル議長の会見

ほぼほぼ、3月から0.25%の利上げ開始をすると予想されますが、0.3%の利上げ開始とかも噂として出てます。
0.3%利上げとなったら市場は動揺してかなり下げるかもしれないですね。
あと注目なのは、5月以降で0.5%利上げと利上げ幅を上げていくのかやQT(量的引き締め)をいつから始めるのかが注目ですね。

SP500

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチリトレースメント

早速、来週の予想を建てるために直近の状況を見ていきましょう!

色分けは以下参照
ボリンジャーバンド
青線:EMA(5)、σ1の上限、下限
紺色:σ2の上限、下限
移動平均線
赤線:EMA(10)
黄線:EMA(25)
緑線:EMA(75)
白線:EMA(125)
黒線:EMA(200)

TradingViewより作成:S&P500指数チャート1

直近の動きを見てみますと、今週もTHE・レンジ相場といった感じで、トレンド感がないですね。
とはいえ、緩やかではありますがボリンジャーバンドのσ1の上限下限が下向きとなっていますので、来週は下落からスタートしそうに見えています。

その下落がどの程度続くかですが、フィボナッチリトレースメントで0.5%程下落した位置と2.0%ほどの下落した位置に反発可能性のあるラインがあります。
というわけで来週の予想としては、そこらへんを意識されながら一度反発すると思いますが、1週間で見たら+-0ぐらいのレンジ相場になると予想しておきます。

一目均衡表

続いて、一目均衡表で来週の相場を見てきたいと思います。

色分けは以下参照
赤線:基準線
青線:転換線
緑線:遅行線
薄緑線:先行スパン1
薄桃線:先行スパン2

TradingViewより作成:S&P500指数チャート

直近の状況を見ていくと、三役逆転の見本みたいでこれからもどんどん下落を続けそうに見えてます。

日足での遅行線の連動性は上げ・下げ・上げ・上げ・下げとなっていてレンジ相場っぽいですね。

続いて、長期での状態を見るために週足でのチャートを見てきます。

TradingViewより作成:S&P500指数チャート(週足)

長期で見ると、とうとうローソク足が雲の中に入ってしまいました。
転換線も下向きになっていて非常に状態が悪いです。

一応、遅行線の連動的には来週はプラスと言うことと、遅行線が基準線にぶつかっているので、ここで反発してくれる可能性もあるのかなと言った感じですが、下抜いてくるといよいよ週足でも三役逆転が見えてくるかもしれないです。

というわけで来週の予想としては、日足ではレンジ相場で、週足遅行線の株価連動的にはプラスに見えているので来週はプラスとしておきます。

NASDAQ100

移動平均線

続いてNASDAQ100の状況を見ていきましょう。
例のごとく、NASDAQ100指数のかわりにQQQで確認してます。

色分けは以下参照
ボリンジャーバンド
青線:EMA(5)、σ1の上限、下限
紺色:σ2の上限、下限
移動平均線
赤線:EMA(10)
黄線:EMA(25)
緑線:EMA(100)
白線:EMA(125)
黒線:EMA(200)

TradingViewより作成:QQQチャート 1

直近の状況を見てみると、こちらもSP500と同じくレンジ相場を形成していて方向感がありません。
ボリンジャーバンドもσ1σ2の上限下限が下向きとなっていますので、来週は下落からスタートしそうに見えています。

この下落がいつまで続くかですが、1.9%ほど下落した位置と4.4%ほど下落した位置で反転可能性があるラインがあるので、そこらへんが意識されながら反転すると考えてます。

とりあえずは、1.9%ほどの下落で反転したら1週間で見たら+-0くらいにはなるかもですが、4.4%程の下落からの反転だとマイナスになるかもですね。

一目均衡表

一目均衡表を使ってNASDAQ100の来週の状況を見てきたいと思います。

色分けは以下参照
赤線:基準線
青線:転換線
緑線:遅行線
薄緑線:先行スパン1
薄桃線:先行スパン2

TradingViewより作成:QQQチャート

直近の状況ですが三役逆転のまま変わらず、良い兆候などもありません。
日足での遅行線の株価連動的には来週は上げ・下げ・上げ・上げ・下げとレンジ相場の様相です。

続いて長期ではどうなっているかを確認していきたいと思います。

TradingViewより作成:QQQチャート(週足)

週足でのチャートを見てみると、転換線は下向きのままローソク足が雲の下限付近まで進んでいてしまっています。
このまま下落を続けて三役逆転をした場合は、2018年のクリスマス暴落以来となります。
無理矢理、ポジティブに捉えるとするとクリスマス暴落の時は21%の下落をした後は反発してくれてます。
なので、あと2-3%下落したら反発する可能性もあるんじゃないかなーと見てます。
遅行線の連動的にも来週はプラスに見えてますしね。

てなわけで、テクニカル分析的には日足ではレンジ相場で週足はプラスに見えているので、来週はプラスになると予想しておきます。

今後の課題

・予想の記録をつけて相場観を養う
・エントリーのタイミングや決済のタイミングを見つけられるようになる
・色んなテクニカル指標を使って、高精度な予想を立てられるようになっていく

皆様のオススメのテクニカル指標がありましたら、教えていただけると嬉しいです!

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