【テクニカル分析】来週の米国相場予想(3/28~)【SP500,NASDAQ100】

テクニカル分析
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ばーにゃい
ばーにゃい

こんにちは!
底辺エンジニアのばーにゃいです!

どうも、ばーにゃいです!
今週も主要指数は続伸で良い感じでしたね!!
てなわけで、今週も勉強のために、来週のSP500やNASDAQ100の相場予想やっていきやす!

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチ・リトレースメント+出来高と一目均衡表を使用して来週と相場を予想してますので、使い方などに間違いがあったら指摘いただけると嬉しいです!

先週の振り返り

ファンダメンタルズ的観点

21日にパウエル議長の会見があり、より積極的に利上げを行う発言をしたことから、株価が下落しました。

まあ、正直そらそうだろと言った感じです。
現状の高インフレ+ウクライナ情勢もあって原油高や肥料価格高騰からの食料品関係も軒並み高騰している状況なのに毎回25bpの利上げペースじゃ難しいですよねって話ですよ。

パウエル議長の発言を受けて、5月に50bpの利上げが行われる市場織り込みは70%に上昇しました。
また、5月と6月のどちらかに50bpの利上げが行われることを100%織り込まれたので、5月以降の株価の動きが怖くなってきましたね。

さらに積極的に利上げするでーってことで、米国債が軒並み金利上昇した結果、一時的にですが、10年債と各年の米国債の逆転現象が起き始めてます。
もうこんなんリセッション間近やん…と思ったのですが、パウエル議長はそうは思って無くて、重要なのは米国債3ヶ月物と18ヶ月先の3ヶ月物フォワードレートとの金利差が重要なのだそうです。

出典:Bloomberg、ドイツ銀行

濃い青色の線がパウエル議長イチオシの米国債3ヶ月物と18ヶ月先の3ヶ月物フォワードレートとの金利差なのですが、現状は2.5も開きがあるので、全然リセッションまで余裕ありますよーとおっしゃってます。

確かに上の画像を見る限りでは、そのように見えるんですけど、そもそも、18ヶ月先の3ヶ月物フォワードレートがどこにも見当たらないので、確認しようがないのが何とも歯がゆいです。

そもそも、短期国債で逆イールド出てる時は手遅れじゃないですかー?
上の画像にSP500のチャートも載せてくれないと、何やら単純に丸め込まれてるだけのような気がします。

SP500

先週のSP500は1週間でみると+1.79%と続伸!

移動平均線+αでは、来週は21日は上昇からスタートして週半ばで一旦一服するけど、1.6%も下落せずにバンドウォークしながら上昇をすると予想していました。

ところが、21日は若干の下落からのスタートでしたね。
でも、下落した理由がパウエル議長の利上げ積極的にやりますよー発言なのでしゃーなしと言ったところですね。
序盤は上昇していたし、まあセーフやろ(何が?)

一目均衡表では、日足では下げの日が多そうなのと、週足遅行線の株価連動的にはマイナスに見えているので来週はマイナスと予想していました。

これはまるっきりの大外しですね。
今まで機能していた週足での遅行線ですら外れてしまってます。
まあ、一目均衡表は毎日の動きを見てトレンド感をはかるものなので、1週間分の予測なんて難しいのは当たり前なので仕方ないですね。
22日の遅行線を見たら、あっこっから更に上げそう!ってのは予想がつくので…

NASDAQ100

続いて先週のNASDAQ100の動きですが、1週間で+2.24%の上昇と続伸!

移動平均線+αではスタートは上げるが5日線から乖離しすぎてるので、200日線付近で反落するも、バンドウォークを続けながら上昇をすると予想してました。
こちらもスタートは上げの予想でしたが、パウエル議長の利上げ積極的にする発言で高PERのNASDAQ100はもろに影響を受けて下げてしまいました。
ですが、翌日からは持ち直して予想の200日線にタッチしたところで一服からの上昇とほぼ完璧に予想できてたんじゃないでしょうか?

一目均衡表では、日足では上げの日が多そうですが、週足では遅行線連動的にマイナスに見えてるのでマイナスと予想していました。

こちらは日足では上げの日が多そうでしたが、週足での遅行線連動が良い感じに機能していたので、結局大枠を外しています。
ただ、あとから見直してみると遅行線がそのまま横に進んだとしても、一時的にではありますがローソク足を上抜くことができる+遅行線の連動的に上昇の日が続きそうな状況になるので、もっとポジティブな状況になると予想できていても良かったのかなと反省してます。

米国債10年利回りについて

米国債10年利回りは現在2.479%で1週間で+15.02%の大幅上昇です。
かなり金利が高くなってきましたね…

SP500のイールドスプレッドについて(米国実質金利使用)

米国実質金利とSP500の株式益利回りのそれぞれ現在は以下のようになってます。

米国実質金利:-0.48%
SP500株式益利回り:5.04%
そのため現在のSP500のイールドスプレッドは5.52%(5.04-(-0.48))になります。
なので、現状だと100/5.52%=PER18.1159倍ぐらいの価格が目安になるのかなと考えてます。

※ゴールドマン・サックスが2022年末EPS予想を221ドルに引き下げたので今週からは221ドルを使用します。

2022年末EPS予想が221ドルなので
株価に直すと221ドル×18.1159倍=4003.6139ドル

先週のイールドスプレッドが6.5を超えた状態からみるとかなり反発した感じですね。
ここからさきは上昇を続けてくれそうです。

来週の重要なイベント

3月30日:3月 ADP雇用統計 [前月比]

民間企業がデータを集めた雇用者数の動向を発表したものになります。
癖になると言われてる賃金インフレの抑制のためにも、雇用者数が増えてることに注目したいですね。
前回は市場予想を上回る47.5万人で雇用関係は改善してるように見えましたね!

3月31日:GDPナウ 最新値発表

現状、2022年の第1四半期の米国GDP成長率が0.9%推定されています。
前回よりかはちょっと下がってしまいました。

4月1日:3月 ISM非製造業景況指数

この指数が50を上回っていたら景況感は強い、つまり、景気は拡大していると判断できます。
現状インフレ率が高い状況にあるので、高い数値の結果が出るものと予想されますが、逆に下がっていたりすると、高インフレなのに景気停滞しているので良くない状況となります。
前回数値は58.5です。

4月1日:3月 雇用統計+3月 失業率+平均時給

現状の米国では働き手がいなくて、どんどん賃金のインフレが起きているので、雇用者数が増えてることに注目したいですね。

また、賃金インフレが起きているので、自ら辞職してより高い賃金を出してくれる会社に転職するのがブームになっているそうです。
なので、失業率が高い場合も賃金インフレを加速する可能性がありますし、平均時給に関してはダイレクトに現状の賃金状況を知れるので要注目です。

前回数値は下記のとおりです。
雇用統計:67.8万人
失業率 :3.8%
平均時給:5.1%(前年同月比)

SP500

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチリトレースメント+出来高

早速、来週の予想を建てるために直近の状況を見ていきましょう!
また、今回から出来高も見れるように最初からSPXのかわりにSPYで確認してます。

色分けは以下参照
ボリンジャーバンド
青線:EMA(5)、σ1の上限、下限
紺色:σ2の上限、下限
移動平均線
赤線:EMA(10)
黄線:EMA(25)
緑線:EMA(75)
白線:EMA(125)
黒線:EMA(200)

TradingViewより作成:S&P500指数チャート1

直近の動きを見てみますと、23日に一服したものの、まだまだ上昇を続けてくれてて良い感じですね。
5日線、10日線、25日線が上向きになっているので、来週も上昇を続けてくれそうに見えてます。

また、ボリンジャーバンドのσ1の上限下限ミドルが上向きなので、上げからスタートしそうですね。
とはいえ、5日移動平均線(ボリンジャーバンドのミドルバンド)からの乖離率が大きくなってきているので、また来週半ばあたりに一服して5日線に近づいてくることが予想されます。
どの程度、上昇してから反落するかですが、フィボナッチリトレースメント的には1.24%ほど上に反落可能性のあるラインがあるので、そこらへんが意識されるのではないかと思います。

続いて、出来高に固定出来高プロファイル(VFPR)、固定VWAP(売買高加重平均価格)を表示した画像についてもテクニカル的に見ていきます。

※出来高とVFPRについては書籍が見つからず、間違ったことばかりの内容を話してしまうかもですが、書籍がないなら少しでもチャートに触れていくことでしか分析の上達ができないのでご了承ください。
色分けは以下参照
VFPR
赤線:POC
固定VWAP
桃線:年初来からの売買高加重平均価格

TradingViewより作成:S&P500指数チャート2

直近の状況を見てみると、POCも年初来からの固定VWAPの線も上抜いていて、それらがサポートラインになるのでしばらくは上昇を続けてくれそうに見えてます。

ただ、気になるのが、株価は上昇してくれてますが、出来高が徐々に減少傾向にあるように見えます。
出来高は株価に先行するという言葉がありますので、もしかしたら来週は下げが多いかもしれません。

とはいえ、全体的に見ても上昇トレンドのように見えてるので、来週の予想としては28日は上昇からスタートして週半ばで一旦一服するけど、1.24%も下落せずにバンドウォークしながら上昇をすると予想しておきます。

一目均衡表

続いて、一目均衡表で来週の相場を見てきたいと思います。

色分けは以下参照
赤線:基準線
青線:転換線
緑線:遅行線
薄緑線:先行スパン1
薄桃線:先行スパン2
濃桃線:年初来からの固定VWAP

TradingViewより作成:S&P500指数チャート

直近の状況を見ていくと、ローソク足の雲上抜きや遅行線のローソク足を上抜き、転換線・基準線が上向きに推移していると、めちゃくちゃ良い方向へと向かっていってます!

年初来からの固定VWAPも上抜いているので、このまま上昇を続けていってくれそうですね。
懸念点としては遅行線がまだ雲下にいるので、悪材料が重なったら反落してしまうかもしれないってところです。

ただ、現状このまま横に推移してくれるだけでも遅行線は雲抜け出来るし、そもそも薄い雲な上に年初来からの固定VWAP的にも上値は軽そうに見えてるので2週間後くらいには遅行線も雲抜けしてくれそうですね。

日足での遅行線の連動性は下げ・下げ・下げ・上げ・上げとなっているので、嫌な感じですが、固定VWAP的には含み損の人は少なそうに見えるので、来週は連動しないでしょうね。

続いて、長期での状態を見るために週足でのチャートを見てきます。

TradingViewより作成:S&P500指数チャート(週足)

長期で見ると、遅行線が綺麗にX字を描きながらローソク足を上抜いてくれてます!
ローソク足も基準線と転換線より上にいるので良い兆候ではあるのですが、まだ転換線が下向きな事と明らかに出来高が減少しているのが嫌な感じですね。

とは言え、固定VWAPのラインを見てもちゃんとサポートラインとして機能しているのがわかりますし、転換線も雲に当たって反発してくれるんじゃないかなと思います。

来週の予想としては、日足では下げの日が多そうですが、固定VWAP的に含み損の方が少なそうに見えているので日足遅行線は連動しなさそうで、週足遅行線の株価連動的にはプラスに見えているので来週はプラスとしておきます。

NASDAQ100

移動平均線

続いてNASDAQ100の状況を見ていきましょう。
例のごとく、NASDAQ100指数のかわりにQQQで確認してます。

色分けは以下参照
ボリンジャーバンド
青線:EMA(5)、σ1の上限、下限
紺色:σ2の上限、下限
移動平均線
赤線:EMA(10)
黄線:EMA(25)
緑線:EMA(100)
白線:EMA(125)
黒線:EMA(200)

TradingViewより作成:QQQチャート 1

直近の状況を見てみると、とうとう200日線を上抜いてくれました!
5から25日線までが上向きになってくれてるの、来週も上げが予想できます。

また、ボリンジャーバンドのσ1σ2の上限下限ミドルバンドが上向きなので、上げからスタートしそうですね。
とはいえ、5日移動平均線(ボリンジャーバンドのミドルバンド)からの乖離率が大きくなってきているので、また来週半ばあたりに一服して5日線に近づいてくることが予想されます。

フィボナッチリトレースメント的に2.2%ほど上の位置で反落可能性のあるラインがあるのでここで一服しそうですね。

続いてNASDAQ100でも出来高と固定出来高プロファイル(VFPR)、固定VWAP(売買高加重平均価格)を表示した画像についてもテクニカル的に見ていきます。

色分けは以下参照
VFPR
赤線:POC
固定VWAP
桃線:年初来からの売買高加重平均価格

TradingViewより作成:QQQチャート 2

直近の状況を見てみると、株価が年初来からの固定VWAPよりも上で推移してくれています。
このことから、固定VWAPのラインがサポートラインとなってくれそうではあるのですが、そのサポートラインに近づくということは200日線をまた割ることになるので、まだ油断は禁物に見えてますね。
出来高は21日週にくらべたら少なくなってきているので、株価の先行とならなければ良いなと言った感じです。

ひとまず、来週の予想としてはスタートは上げるが5日線から乖離しすぎてるので、週半ばで一旦一服するけど、バンドウォークを続けながら上昇をすると予想しておきます。

一目均衡表

一目均衡表を使ってNASDAQ100の来週の状況を見てきたいと思います。

色分けは以下参照
赤線:基準線
青線:転換線
緑線:遅行線
薄緑線:先行スパン1
薄桃線:先行スパン2
濃桃線:年初来からの固定VWAP

TradingViewより作成:QQQチャート

直近の状況ですが、遅行線がローソク足を上抜いていて、転換線、基準線も上抜いているので良い兆候です。

ただ、やはり雲が厚いためローソク足が跳ね返されてしまってますね。
とはいえ、このまま株価が進んで行くと、ローソク足が勝手に雲の上限近くに入ってくれるので、トレンド転換する日も近そうです!

ちなみに日足での遅行線の株価連動的には来週は下げ・下げ・下げ・下げ・上げと下げの日が多そうですが、年初来からの固定VWAP的に見たら含み損の方が少なそうに見えているので、連動はせずに上げの日が多くなるかなと思います。

続いて長期ではどうなっているかを確認していきたいと思います。

TradingViewより作成:QQQチャート(週足)

週足でのチャートでは、直近高値からの固定VWAPを足して表示してみました。(直近とは言え週足なので21年11月22日のもの)

だいぶ株価は戻してきてはくれているものの、まだ転換線は下向きの上、ローソク足も雲中を推移しています。
また、直近高値から見るとまだ含み損の方がいそうなに見えています。
なので、直近高値からの固定VWAPに近づくにつれてやれやれ売りとかが活発になったりするのかなーって感じでここらへんが抵抗線となってしまいそうです。

フィボナッチリトレースメント的に見ても、直近高値からの固定VWAPのラインと同位置に半値戻しのラインがあるので、ここで反落しそうです…

とは言え、年初来からの固定VWAPがサポートラインになってくれるので、そこまで下がりはしないでしょ!
てか、直近高値からの固定VWAPのラインを超えたら上昇トレンド待ったなし!なので!!


とりあえず、来週の予想としては日足では下げの日が多そうですが、年初来からの固定VWAP的に見てもあまり連動しなさそうで、週足では遅行線連動的にプラスに見えてるのでプラスと予想しておきます。

今後の課題

・予想の記録をつけて相場観を養う
・エントリーのタイミングや決済のタイミングを見つけられるようになる
・色んなテクニカル指標を使って、高精度な予想を立てられるようになっていく

皆様のオススメのテクニカル指標がありましたら、教えていただけると嬉しいです!

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