【テクニカル分析】来週の米国相場予想(4/11~)【SP500,NASDAQ100】

テクニカル分析
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ばーにゃい
ばーにゃい

こんにちは!
底辺エンジニアのばーにゃいです!

どうも、ばーにゃいです!
今週は要人のタカ派発言が多くて結構下げてしまいましたね…
これにめげずに、今週も勉強のために、来週のSP500やNASDAQ100の相場予想やっていきやす!

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチ・リトレースメント+出来高と一目均衡表を使用して来週と相場を予想してますので、使い方などに間違いがあったら指摘いただけると嬉しいです!

先週の振り返り

ファンダメンタルズ的観点

5日にハト派で有名な次期FRB副議長のブレイナード氏がタカ派の発言をしたことが話題になりましたね。
超絶意訳をすると、インフレ率が高いので積極的な利上げと5月からバランスシートの圧縮しますよーってことでした。

このタカ派発言があったことで、米国債の各利回りはかなり高騰してしまいました。
つまり、10年の実質金利もかなりあがったということで、株価にはかなり良くない状況でしたので下がるのも致し方なし、と言った感じです。

また、本番(?)のFOMC議事要旨では、複数回の0.5%の利上げは多くのメンバーが支持しているということと、バランスシートの圧縮は月最大で950億ドル(米国債600億ドル+MBSの350億ドル)しますよってな感じでした。

いやー清々しい程のタカ派姿勢ですね。
ウクライナ問題などなければ、これは3月から0.5%の利上げだけじゃなくてQTもしたかったんだろうなーって感じです。

さらに追い打ちをかけるように、セントルイス連銀のブラード総裁が政策金利は年内3.5%到達が理想とのタカ派コメントを出しています。
今年のFOMC全てで50bpの利上げをだとしても、3.25%なので、どこかで75bpあげろ!ってことですよねw

そら、5月6月で連続0.5%の利上げがあるとする確率が高いわけですよ
でも、利上げ幅が0.5%連続するのは前例が無いらしく、さらに資産の圧縮スピードも前回の約2倍のペースなので、市場が持ちこたえることが出来るとは思えないんですが、大丈夫なんですかね?
前回のペースでさえ、景気後退懸念を理由に停止したのに…

とはいえ、ISM製造業景況指数もISM非製造業景況指数も徐々に数値が低下してきていて、このままでは高インフレの上に景気が悪い状態になってしまうので、仕方ないんですかね…

うーん、でもだったら、さっさとウクライナ問題を解決しろ!
って感じですよねー、ウクライナ問題が続くだけで原油もサプライチェーン問題も悪化しちゃうんですけどって感じです。

まあもう手遅れかもですね、現状でもドイツ銀行は23年の夏までに20%程の下落があると予想しているみたいなので…

あとちょっと面白いのが、NASDAQ100でリーマンショック時と同じようなチャートの動きがあるみたいです。
この類似性がこのまま続くとすると、約半年後にNASDAQ100で暴落が起きる見込みですね。
暴落時にレバナスを仕込みたいので、ちょっとキャッシュを増やしてこうかなw

SP500

先週のSP500は1週間でみると-1.18%と下落してしまいました。

移動平均線+αでは、4日は上昇からスタートすると思うので、5日線の傾きに合わせて上昇をしていくと予想。
ただ、6日のFOMC議事要旨で、QTをめちゃくちゃなことするとか言ったら株価は下がっちゃうかもですと言ってました。
4日スタートは当てていて、FOMCについてもほぼ当たってるだろって感じですね。
まあちょっと曖昧な言い方してるからあれですけど

一目均衡表では、日足遅行線的にはレンジ相場になりそうで、週足遅行線の株価連動的にはプラスに見えているので来週はプラスと予想していました。

こちらはまるっきり外れてますね。
日足だけでなく週足の連動も外れているのは珍しいです。
ただ、要人のタカ派発言であそこまで長期金利が上昇してしまったら、そら株価は下がるだろーてなかんじなので、仕方がないですね。

NASDAQ100

続いて先週のNASDAQ100の動きですが、1週間で-3.51%の大幅下落です。

移動平均線+αでは来週の予想としてはスタートは上げてくれて、直近高値からの固定VWAPを上抜いたまま週が終わればプラス、週半ばで割ってくるようなことがあれば、マイナスで終わると予想予想してました。
5日に直近高値からの固定VWAPを割ってしまったことで、ガクッと株価が下がって、予想通りマイナスで終わりましたね。

一目均衡表では、来週の予想としては日足ではレンジ相場で、週足では遅行線連動的にプラスに見えてるのでプラスと予想していました。

こちらも日足、週足の遅行線連動できずに予想を外してしまっていますね。
ただ、週足でのローソク足パターンが流れ星であることから市場は弱気であるとの予想ができていたので、週足の遅行線連動でのプラス予想は安直だったかなーと反省です。
週足でのローソク足パターンはかなり強いシグナルだと仮定して、これからの予想を立てたほうが良さそうですね。

というのも、SP500の方も週足でのローソク足パターン的には流れ星だったからです。
とりあえず今後は、日足遅行線の連動 < 日足ローソク足のパターン < 週足遅行線の連動 < 週足ローソク足のパターン

の順で、シグナルが強いとして判断してみようかなと思います。

米国債10年利回りについて

米国債10年利回りは現在2.706%で1週間で+13.41%の大幅上昇です。
相次ぐ要人によるタカ派の発言があればそら上がりますよね。

SP500のイールドスプレッドについて(米国実質金利使用)

米国実質金利とSP500の株式益利回りのそれぞれ現在は以下のようになってます。

米国実質金利:-0.17%
SP500株式益利回り:5.01%
そのため現在のSP500のイールドスプレッドは5.18%(5.01-(-0.17))になります。
なので、現状だと100/5.18%=PER19.3050倍ぐらいの価格が目安になるのかなと考えてます。

※ゴールドマン・サックスが2022年末EPS予想を221ドルに引き下げたので221ドルを使用します。

2022年末EPS予想が221ドルなので
株価に直すと221ドル×19.3050倍=4266.405ドル

もうめちゃくちゃな実質金利の上昇の仕方ですね…
要人のタカ派発言が多いのでしゃーなしですか

ちなみに、現在株価との乖離率は4488.27/4266.41=1.05200
なので、大体5%程乖離してる感じですねー
乖離率を出すのが意味ある行動かどうかわからないですけど、今後も続けていこうとおもいます。

来週の重要なイベント

4月12日:3月 消費者物価指数(CPI)

インフレ率を確認するのに重要な指標です。
前回CPI数値は7.9%とかなりの高インフレでした。
しかも、この値はウクライナ問題の原油高などが反映されて無い数値なので、今回の結果はどうなるのか怖いですね…

4月14日:GDPナウ 最新値発表

現状、2022年の第1四半期の米国GDP成長率が1.1%推定されています。

4月14日:3月 小売売上高

現状の高いCPIの状態で、小売売上高が悪くなっている場合は、明らかにスタグフレーションの兆候です。
前回の結果はそもそもの数値が低い上に市場予想も下回る結果でスタグフレーションの兆候が見えているので、今回も要チェックです。

SP500

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチリトレースメント+出来高

早速、来週の予想を建てるために直近の状況を見ていきましょう!
また、出来高も見れるように最初からSPXのかわりにSPYで確認してます。

色分けは以下参照
ボリンジャーバンド
青線:EMA(5)、σ1の上限、下限
紺色:σ2の上限、下限
移動平均線
赤線:EMA(10)
黄線:EMA(25)
緑線:EMA(75)
白線:EMA(125)
黒線:EMA(200)
固定VWAP
濃桃線:年初来からの固定VWAP

TradingViewより作成:S&P500指数チャート1

直近の動きを見てみますと、タカ派な要人発言が相次いだ5日から下げ調子となってますね。
6日から8日はほぼ横ばいとなってますが、下に25日線、75日線、100日線があるため、そこがサポートラインとなっているみたいですね。

ローソク足のパターン的には十字線に見えるので、売り買いが拮抗してるので、次に傾いた方向に大きく動きそうです。
事実、5日も十字線で6日は大きく陽線がついてるので。
ただ、ボリンジャーバンド的には若干、下向きなので11日は下落スタートしそうです。
十字線からの下落なので、11日は大きく下げちゃうかもですね。
どれくらい下げるかですが、フィボナッチの38.2%ラインと年初来からの固定VWAPのラインへんが意識されるんじゃないかなと思います。
つまりは現在株価から0.9%ほどの下落でとどまってくれるのではないかと考えてます。

続いて、出来高に固定出来高プロファイル(VFPR)、固定VWAP(売買高加重平均価格)を表示した画像についてもテクニカル的に見ていきます。

※出来高とVFPRについては書籍が見つからず、間違ったことばかりの内容を話してしまうかもですが、書籍がないなら少しでもチャートに触れていくことでしか分析の上達ができないのでご了承ください。
色分けは以下参照
VFPR
赤線:POC
固定VWAP
桃線:年初来からの売買高加重平均価格

TradingViewより作成:S&P500指数チャート2

直近の状況を見てみると、年初来からの固定VWAPがまた横ばいへとなってしまいました。
VFPRについてですが、2番めにVFPRがでかいところで100日線とだいたい同じ位置にあるので
ここがサポートラインとなっていることがわかりました。
なので、ここで反発してくれれば良いのですが、割ってくるようなことがあれば、真ん中のPOCとの間を行ったり来たりすることがあるかもですね。

ということで、来週の予想としては下落スタートでレンジ相場が続きそうなので、マイナスと予想しておきます。

一目均衡表

続いて、一目均衡表で来週の相場を見てきたいと思います。

色分けは以下参照
赤線:基準線
青線:転換線
緑線:遅行線
薄緑線:先行スパン1
薄桃線:先行スパン2
濃桃線:年初来からの固定VWAP

TradingViewより作成:S&P500指数チャート

直近の状況を見ていくと、ローソク足が転換線を割ってしまっています。
雲と年初来からの固定VWAPのラインがサポートラインになって、なんとか反発してくれてるような状況ですね。

ただ、、現状このまま横に推移してくれるだけでも遅行線は雲抜け出来るので、
そこまで悲観的にならなくてもいい状況なのかなといった感じです。

日足での遅行線の連動性は下げ・上げ・下げ・上げとなっているので、レンジ相場になりそうですね。

続いて、長期での状態を見るために週足でのチャートを見てきます。

TradingViewより作成:S&P500指数チャート(週足)

長期で見ると、まだ転換線が雲に当たって反発してくれてはいますが、水平になってしまいました。
週足遅行線的にはプラスに見えていますが、ローソク足のパターン的には、売り買いが拮抗している状態から多少値下がりしているので、このままトレンドが続きそうな感じですね。

来週の予想としては、日足遅行線的にはレンジ相場になりそうで、週足遅行線の株価連動的にはプラスですが、ローソク足のパターン的には、マイナスになりそうなので、来週はマイナス予想としておきます。

NASDAQ100

移動平均線

続いてNASDAQ100の状況を見ていきましょう。
例のごとく、NASDAQ100指数のかわりにQQQで確認してます。

色分けは以下参照
ボリンジャーバンド
青線:EMA(5)、σ1の上限、下限
紺色:σ2の上限、下限
移動平均線
赤線:EMA(10)
黄線:EMA(25)
緑線:EMA(100)
白線:EMA(125)
黒線:EMA(200)
固定VWAP
濃桃線:年初来からの固定VWAP
赤紫線:直近高値からの固定VWAP(21年11月22日)

TradingViewより作成:QQQチャート 1

直近の状況を見てみると、バンドウォークしながら下落を続けているのがわかります。
正直、実質金利がめちゃくちゃ上がっているので、仕方がないですね。
ボリンジャーバンド的にも下向きなので11日は下落からスタートしそうです。
この下落がどこまで続くかですが、年初来からの固定VWAPラインも下回っているので、かなり下げてしまいそうに見えます。
フィボナッチで61.8%ラインまで落ちちゃんじゃないかなと思います。
つまりは現在株価から3.1%ほどの下落ですね。

続いてNASDAQ100でも出来高と固定出来高プロファイル(VFPR)、固定VWAP(売買高加重平均価格)を表示した画像についてもテクニカル的に見ていきます。

色分けは以下参照
VFPR
赤線:POC
固定VWAP
濃桃線:年初来からの固定VWAP
赤紫線:直近高値からの固定VWAP(21年11月22日)

TradingViewより作成:QQQチャート 2

直近の状況を見てみると、株価が年初来からの固定VWAPとPOCのラインを割ってしまっています。
なので、ここが2つ分の強いレジスタンスとなり、しばらくこのラインを上抜くのは難しそうに見えますね。
VFPRで2番めにでかいラインが黄色の水平性の位置なのですが、ここまでは1.6%ほどしか余裕が無いので、簡単に割れそうな気がします。
ただ、ここが割るような事態になれば、するすると下落しちゃいそうですね。

ということで、来週の予想としてはスタートから終わりまで下げっぱなしでマイナスと予想しておきます。
3.5%程げらくしたら反発してくれるかなーとは思うんですけどね。

一目均衡表

一目均衡表を使ってNASDAQ100の来週の状況を見てきたいと思います。

色分けは以下参照
赤線:基準線
青線:転換線
緑線:遅行線
薄緑線:先行スパン1
薄桃線:先行スパン2
濃桃線:年初来からの固定VWAP
赤紫線:直近高値からの固定VWAP(21年11月22日)

TradingViewより作成:QQQチャート

直近の状況ですが、5日からの相次ぐタカ派の要人発言で株価が雲の中に入ってしまいました。
また、年初来からの固定VWAPラインも下回る状態となっています。
ここまで下がると、雲の上限と直近高値から固定VWAPラインが重なっているので、強力なレジスタンスとなりそうです。
遅行線的にも、年初来からの固定VWAPラインがレジスタンスになって、うまく上昇ができない日が続きそうですね。

遅行線の株価連動的には来週は下げ・下げ・上げ・上げとレンジ相場になりそうですが、スタートで下げが2連続するとローソク足パターンの三羽烏が達成してしまうので、売り相場となってしまいそうです。

続いて長期ではどうなっているかを確認していきたいと思います。

TradingViewより作成:QQQチャート(週足)

週足でのチャートでは、年初来からの固定VWAPラインを株価がわってしまっています。
また、ローソク足のパターン的には、上影陰線のようにみえているので、来週は売りが先行でスタートしそうに見えています。

とりあえず、来週の予想としては日足ではレンジ相場で、週足遅行線連動的にプラスですが、ローソク足のパターン的には売りが先行しそうにみえるので、マイナスと予想しておきます。

今後の課題

・予想の記録をつけて相場観を養う
・エントリーのタイミングや決済のタイミングを見つけられるようになる
・色んなテクニカル指標を使って、高精度な予想を立てられるようになっていく

皆様のオススメのテクニカル指標がありましたら、教えていただけると嬉しいです!

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