【テクニカル分析】来週の米国相場予想(5/23~)【SP500,NASDAQ100】

テクニカル分析
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ばーにゃい
ばーにゃい

こんにちは!
底辺エンジニアのばーにゃいです!

どうも、ばーにゃいです!
今週はSP500は月火で2%近く上げたので木金にかけて下落しても流石に予想通りに週通したらプラスになりそうだなーと思ってたら、水曜日にアホほど下げて週通しでマイナスになってしまったので、かなりショックです。
2週連続で予想が外れることがなかったのでショックですが、こういうときこそ勉強のために、来週のSP500やNASDAQ100の相場予想やっていきやす!

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチ・リトレースメント+出来高と一目均衡表を使用して来週と相場を予想してますので、使い方などに間違いがあったら指摘いただけると嬉しいです!

先週の振り返り

ファンダメンタルズ的観点

先週は小売売上高は市場予想通りの結果で高インフレの状態でもまだまだ購買意欲は衰えてなさそうだな!みたいな風潮が流れてるんですが、一部ではインフレ調整した小売売上高は伸び悩んでいるため、まずい状況にあるのでは?との考えも見かけるようになりました。

また、NY連銀製造業景気指数もフィラデルフィア連銀製造業景気指数も市場予想に比べてメチャクチャ悪い結果となっているので、高インフレ+景気後退のスタグフレーションがとうとう顕在化してきたなーといった感じです。

それとパウエル議長の会見ですが、インフレを絶対に抑える!インフレが低下したと分かる明確なデータが出るまで利上げをする。
そのためには経済的な痛みが伴うかもしれないと、強い意志でのインフレ対策を感じたので、かなりタカ派だったなと思いました。

ソフトランディングを目指すけど、挑戦的って言ってる時点でもう株式市場がヤバくなっても金融政策は変えないよーって言ってるようなものですものね…
とは言え、バイデン政権を維持するためには10月までに株式市場を回復させる必要があると思うのですが、どうしていくのでしょうか…?

ばーにゃい式大底確認のテクニカル分析

今週から大底確認のテクニカル分析をチェックしていきたいと思います。

TradingViewより作成:S&P500指数チャートを使用してテクニカル分析

とうとう7週連続の陰線ですね。
今のところ、ボリンジャーバンドの-3σでバンドウォークしてる感じですね。
週足RSIも30.21なので、大底のシグナルはでてないです。
ただ、ヒゲは-3σを超えているので、ADXと-DIがデッドクロスを組むかが要注目って感じです。
-DIは下向きになってきてるのでそろそろ大底な感じがしているのですが、とても興味深いTweetがありましたので、共有しておきます。

Google翻訳すると、
ブルームバーグによると、過去20年間で、S&P500が1日で4%低下し、翌日には上昇しなかったのは次のような場合のみでした。
-大金融危機
-2011
-パンデミック
-今週の水曜日

と書かれていて、リーマンショックやコロナショックレベルの状態にあるんじゃないか?と示唆されている感じですね。
コロナショックは金融緩和があったのでV字回復したけど、高インフレ状態の今はそれが難しいので、この弱気相場はリーマンショックレベルに続いちゃうんですかね…?

SP500

先週のSP500は1週間でみると-3.01%と続落です。

移動平均線+αでは、来週の予想としてはボリンジャーバンドがスクイーズ状態で次にエクスパンションした方向に大きく動きそうということと、週足ローソク足パターン的に下影陰線で上昇トレンドへの転換が示唆されていることから、翌週はプラスになると予想していました。

完全に大外しです。
月火まではスクイーズから上昇方向にエクスパンションしたので、モロタで工藤!!と思っていたのですが、水曜日に4%近い下落。
いや、こんなん考慮しとらんよ…

正直、5日線からは乖離してるので多少は下落あると思いましたが、あそこまでの下落は完全に想定外です。
パウエル議長が会見した日は上がるけど、その翌日は下がるというアノマリーがあるらしいですが、マジでその通りになってきてますね…


一目均衡表では、日足・週足遅行線的は実質金利が大幅に現在と乖離しているので連動せず、ローソク足のパターン的には、上昇の転換を示唆しているように見える状況なので、週通したらプラスと予想していました。

こちらも、プラス予想は外れてますが、週足の遅行線は連動してるのが微妙に気になるところです。

NASDAQ100

続いて先週のNASDAQ100の動きですが、1週間で-4.39%の続落です。

移動平均線+αでは来週の予想としてはボリンジャーバンドがスクイーズしていて次にエクスパンションした方向に大きく動きそうなことと、日足ローソク足は大陽線が続いてること、週足ローソク足では下影陰線で上昇トレンドへの転換が示唆されていることから、週通したらプラスになると予想してました。

こちらも大外しです。
水曜日の大幅下落は正直材料が何かわからないですが、パウエル議長の会見がトリガーなきがするので、来週もFOMC議事録の翌日は不安ですね。

一目均衡表では、日足・週足遅行は連動せず、ローソク足のパターン的には買い方の勢いが強そうなので、週を通したらプラスになると予想していました。

こちらも大外しです。
もしかしたら、実質金利が近づいてきたので、週足の遅行線は連動するようになった可能性も考慮に入れたほうが良いかも知れません。

米国債10年利回りについて

米国債10年利回りは現在2.785%で1週間で-1.83%の下落です。
2週連続での陰線+主要3指数も6-8週連続での陰線なので、明らかにリスクオフの動きになっているように見えます。
通常リスクオフの場合は金の価格も上昇すると思うのですが、その様子は現状ないので、ちょっと不思議ですね…
現状の債権買いは暴落の先触れで、ここから金先物の上昇が著しくなった時が本番だったりするのでしょうか…?ちょっと金先物の値段についても気にしていきたいですね。

SP500のイールドスプレッドについて(米国実質金利使用)

米国実質金利とSP500の株式益利回りのそれぞれ現在は以下のようになってます。

米国実質金利:0.23%
SP500株式益利回り:5.83%
そのため現在のSP500のイールドスプレッドは5.6%(5.83-(0.23))になります。
なので、現状だと100/5.5%=PER17.8571倍ぐらいの価格が目安になるのかなと考えてます。

※ゴールドマン・サックスが2022年末EPS予想を221ドルに引き下げたので221ドルを使用します。

2022年末EPS予想が221ドルなので
株価に直すと221ドル×17.8571倍=3946.4190ドル

現在株価との乖離率は3946.4190/3901.35=1.01155
現状+1%くらいなので、来週は株価があがるか更にPERが下がるかですかね…

来週の重要なイベント

5月25日:GDPナウ 最新値発表

現状、2022年の第2四半期の米国GDP成長率が2.4%推定されています。

5月26日:FOMC議事録

今回の議事録ではどんな事が話されたんでしょうか?
個人的には逆ツイストオペとかが話題に出てくるかを注目してます。

5月26日:個人消費支出(PCEデフレーター)

インフレを加味した実質の消費支出を示す指標です。
FRBもインフレ状況を見るのに重要視してるので要チェックですね。

SP500

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチリトレースメント+出来高

早速、来週の予想を建てるために直近の状況を見ていきましょう!
また、出来高も見れるように最初からSPXのかわりにSPYで確認してます。

色分けは以下参照
ボリンジャーバンド
青線:EMA(5)、σ1の上限、下限
紺色:σ2の上限、下限
移動平均線
赤線:EMA(10)
黄線:EMA(25)
緑線:EMA(75)
白線:EMA(125)
黒線:EMA(200)
固定VWAP
濃桃線:年初来からの固定VWAP

TradingViewより作成:S&P500指数チャート1

直近の動きを見てみますと、パウエル議長の会見の翌日に急落して、金曜日のフィボナッチの127.2%ラインをサポートに反発しているように見えます。
5日線から乖離しすぎたからリバった感じではありますけどもw

ボリンジャーバンド的には角度はゆるいですがσ1σ2ミドルバンドも下向きになっているので、来週も下落が続きそうです。

日足ローソク足のパターン的に下影陰線なので、上昇可能性ありますが、この地合いの悪い状況では買い方の警戒心が強いため、売り方優勢に見えます。

続いて、出来高に固定出来高プロファイル(VFPR)、固定VWAP(売買高加重平均価格)を表示した画像についてもテクニカル的に見ていきます。
今週からは出来高などについては、週足で見ていこうと思います。

※出来高とVFPRについては書籍が見つからず、間違ったことばかりの内容を話してしまうかもですが、書籍がないなら少しでもチャートに触れていくことでしか分析の上達ができないのでご了承ください。
色分けは以下参照
VFPR
赤線:POC
固定VWAP
桃線:年初来からの売買高加重平均価格

TradingViewより作成:S&P500指数チャート2

週足で見てみると、今週で7連続陰線が続いています。
流石にそろそろ底打ちしてほしいです。
ただ、ローソク足のパターン的には大陰線なので、まだまだ売り方優勢に見えますね。

ということで、来週の予想としてはボリンジャーバンド、日足週足ローソク足パターン的に売り方優勢に見えるため、翌週はマイナスになると予想します。

一目均衡表

続いて、一目均衡表で来週の相場を見てきたいと思います。

色分けは以下参照
赤線:基準線
青線:転換線
緑線:遅行線
薄緑線:先行スパン1
薄桃線:先行スパン2
濃桃線:年初来からの固定VWAP
黄線 :週足遅行線からの固定VWAP
黄緑線:コロナショック安値からの固定VWAP

TradingViewより作成:S&P500指数チャート

直近の状況を見ていくと、三役逆転は変わらずで、基準線、転換線が下向きになってきてるので、まだ下落トレンドが終わらなそうに見えます。

日足での遅行線の連動性は上げ・上げ・下げ・下げ・下げとなっていますが、26日前の実質金利はおよそ-0.07%くらいであったので、現在の0.23%と大幅に乖離しています。
そのため、日足遅行線での連動は起こらないと予想します。


続いて、長期での状態を見るために週足でのチャートを見てきます。

TradingViewより作成:S&P500指数チャート(週足)

長期で見ると、三役逆転は変わらずで、出来高も減少してきているのであまり良くない状況にあります。
ただ、コロナショックの安値から引いた固定VWAPラインがサポートラインとなっているようにみえるので、しばらくはこのラインを行ったり来たりするんじゃないかなと思います。

週足遅行線的にはマイナスの見込みですが、実質金利が大幅に現在と乖離しているので、連動しないと予想します。
また、ローソク足のパターン的には、大陰線なので下落トレンドが継続しそうです。。

来週の予想としては、日足・週足遅行線的は実質金利が大幅に現在と乖離しているので連動せず、ローソク足のパターン的には、下落トレンド継続しそうなので、週通したらマイナスと予想しおきます。

NASDAQ100

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチリトレースメント+出来高

続いてNASDAQ100の状況を見ていきましょう。
例のごとく、NASDAQ100指数のかわりにQQQで確認してます。

色分けは以下参照
ボリンジャーバンド
青線:EMA(5)、σ1の上限、下限
紺色:σ2の上限、下限
移動平均線
赤線:EMA(10)
黄線:EMA(25)
緑線:EMA(100)
白線:EMA(125)
黒線:EMA(200)
固定VWAP
濃桃線:年初来からの固定VWAP
赤紫線:直近高値からの固定VWAP(21年11月22日)

TradingViewより作成:QQQチャート 1

直近の状況を見てみると、5日線からだいぶ乖離しているのが理由かもしれませんが、フィボナッチの127.2%ラインをサポートに反発しているように見えます。

ボリンジャーバンドはゆるいですが下向きになってきてるので、来週も下げが継続しそうに見えています。
また、日足ローソク足のパターン的には下影陰線なので、直近での最安値になる可能性を示唆してはいますが、先週の週足ローソク足で下影陰線だったのに上昇に転じなかったことから、まだ買い方の警戒心が強いように見えています。

続いてNASDAQ100でも出来高と固定出来高プロファイル(VFPR)、固定VWAP(売買高加重平均価格)を表示した画像についてもテクニカル的に見ていきます。
こちらも今週から週足で見ていきます。

色分けは以下参照
VFPR
赤線:POC
固定VWAP
濃桃線:年初来からの固定VWAP
赤紫線:直近高値からの固定VWAP(21年11月22日)

TradingViewより作成:QQQチャート 2

週足では7連続で陰線となっています。
ローソク足のパターン的には大陰線で、まだまだ売り方優勢に見える状況です。
出来高も減少を始めているので、まだ下落トレンドが続きそうに見えますね。

ということで、来週の予想としてはボリンジャーバンドと日足週足ローソク足が売り方優勢に見えることから、週通したらマイナスになると予想します。

一目均衡表

一目均衡表を使ってNASDAQ100の来週の状況を見てきたいと思います。

色分けは以下参照
赤線:基準線
青線:転換線
緑線:遅行線
薄緑線:先行スパン1
薄桃線:先行スパン2
濃桃線:年初来からの固定VWAP
赤紫線:直近高値からの固定VWAP(21年11月22日)
黄緑線:コロナショック安値からの固定VWAP

TradingViewより作成:QQQチャート

直近の状況ですが、三役逆転は変わらずで、すべての線が下向きになってきてるので、もうどうしようもないくらい状況が悪いですね。

ローソク足パターン的には、下影陰線で終わっているので、直近での最安値になる可能性を示唆されている状況ではありますが、先週に週足ローソク足で下影陰線だったのに、更に下げたことを考えるとまだまだ買い方の警戒心が強そうで売り方優勢に見えます。

遅行線の株価連動的には来週は上げ・上げ・下げ・下げ・下げとなっていますが、こちらも遅行線時の実質金利と現在とでは大幅に乖離しているので、遅行線は連動しないと予想します。

続いて長期ではどうなっているかを確認していきたいと思います。

TradingViewより作成:QQQチャート(週足)

週足でのチャートでは、三役逆転は変わらずです。
また、コロナショック安値からの固定VWAPラインを下抜いているので、サポートとするラインが無く、投資家心理的にはSP500の底打ちのタイミングを元に考えるか、もっと長い期間で大底を考えるしかなさそうに見えます。

TradingViewより作成:QQQチャート+平行チャネル表示

上の画像はNASDAQ100の対数チャート上に平行チャネルを表示したものになります。
リーマンショック以降は右肩上がりで、コロナショックから金融緩和により大幅に上昇しているのがわかりますね。
現在の下落はその反動にあって、平行チャネルの中央ラインを下回った状態になってしまっています。
なので、今後も平行チャネルの下限ラインを目指して下落を続けると思うのですが、その前にSP500が底打ちして欲しいなーといったところですね。
ちなみに平行チャネルの下限ラインは現状から更に16%下のラインになります。

話を戻すと、週足ローソク足のパターン的には、大陰線のため下落トレンドが続きそうです。

来週の予想としては日足・週足遅行は連動せず、ローソク足のパターン的には売り方優勢に見るので、週を通したらマイナスになると予想します。

今後の課題

・予想の記録をつけて相場観を養う
・エントリーのタイミングや決済のタイミングを見つけられるようになる
・色んなテクニカル指標を使って、高精度な予想を立てられるようになっていく

皆様のオススメのテクニカル指標がありましたら、教えていただけると嬉しいです!

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