【テクニカル分析】来週の米国相場予想(5/31~)【SP500,NASDAQ100】

テクニカル分析
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ばーにゃい
ばーにゃい

こんにちは!
底辺エンジニアのばーにゃいです!

どうも、ばーにゃいです!
今週は8週間ぶりに週足で陽線になりましたね!!
正直、今週も週通したらマイナスの予想でしたので、予想が外れたことはショックですが、久しぶりの陽線ということで、まあヨシとしましょう!!
引き続き勉強を続けて、正確な予想ができるように頑張ります!
それでは来週のSP500やNASDAQ100の相場予想やっていきやす!

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチ・リトレースメント+出来高と一目均衡表を使用して来週と相場を予想してますので、使い方などに間違いがあったら指摘いただけると嬉しいです!

先週の振り返り

ファンダメンタルズ的観点

今週はFOMCの議事要旨が発表されましたが、特段サプライズな発表はありませんでした。
まとめると下記のような内容でした。
・次の数回の会議に適切な50bpの利上げ
・当局は「迅速に」政策を中立に移すことに同意した
・多くの当局者は、住宅ローン担保証券の売却を検討することが適切であると述べた
・インフレリスクが右肩上がりである
・労働供給の増加の兆候を見た

また、PCEについてですが、前年同期比では変わらず高い数値ではありますが、市場予想の範囲の上に前月比の伸びが鈍化しているのがわかりました。

上のTweetをGoogle翻訳にかけますと、
4月の月次変化PCE inflation(+0.2 %)は、前月(+0.9 %)から急激に減速し、2020年11月以来最も緩やかでした。
と書かれていて、インフレに落ち着きが出てきてるように見えます。

また、上のTweetをGoogle翻訳にかけますと、
FRBの優先ゲージ(PCEインデックス)を使用したコアインフレ率は、4月までの過去3か月のそれぞれで0.3%増加し、3か月間の年率は4%になりました。
12月の3か月の年率は6%でした。

と書かれていて、目標の2%に比べたら高い数値ではありますが、昨年の6%に比べたら改善していることがわかります。

とは言え、その他の経済指標の結果は悪い数値のものが多く、通常であれば株価にマイナスに働くものと予想していました。
そのため、今週もファンダメンタルズ的にもテクニカル分析的にも株価は下落すると先週時点では考えていたのですが、結果的にはかなり反発して終わってます。
これは何でなんだろう?と考えていた所、とても現状についてをわかりやすく説明していた動画がありましたので、共有しようと思います。

ファミリーオフィスドットコム 渋谷豊さんの動画

動画内では様々なコモディティや金利、ドル高になると9ヶ月先のISM製造業指数は下落し、経済の鈍化を示唆するそうです。
また、ハイイールド債券と米国債のスプレッドが広がるとISM製造業指数が下落するデータもあり、ISMはこれからどんどん数値が悪くなると予想されます。
通常であれば、ISMが下落するとSP500も下落するのですが、ISM製造業指数はコアCPIを12ヶ月先行するとするデータが有り、ISMが下がるならコアCPIもこれから下がるよね?つまりは目下重要なインフレ率が下がるってことだよね?ってことがデータからわかるわけです。

ということで、市場参加者は現状重要なインフレ率が低下すれば、つまり、コアCPIが下がって物価さえ落ち着けばどうにでもなるとの判断されてるということと、ハイスピードな利上げで、中立金利を目標まで引き上げることによって、FRBは来年利下げをしてくれるんじゃないかと市場の期待感が高まっているので、今週は株価があがってるらしいですね。

ばーにゃい式大底確認のテクニカル分析

今週も大底確認のテクニカル分析をチェックしていきたいと思います。

TradingViewより作成:S&P500指数チャートを使用してテクニカル分析

今週はとうとう陽線がでてくれました!
また、ボリンジャーバンドの-3σでヒゲが超えて以降にADXと-DIがデッドクロスを組んでいるので、
ばーにゃい式大底確認的にはシグナル点灯ということで、今週が大底と判断しています。

ただ、出来高が少ないので、一般的に底打ちしたと判断するのに使われているフォロースルーデーなどは出ていないので、ご注意ください。

このテクニカル分析が有効なシグナルとなるかどうか、これからの株価の動きが楽しみです!

炭鉱のカナリア(HYG)のテクニカル分析

今週から調整局面・ベアマーケット時には炭鉱のカナリアであるHYGのテクニカル分析もしていきたいと思います。
※MACDはそれぞれの数値をデフォルトから1/2にしてます。

TradingViewより作成:HYGチャートを使用してテクニカル分析

HYGの状況を見てみると、短期数値にしたMACDでは16日にゴールデンクロスが出ていました。
デフォルトの数値でも23日はMACDのゴールデンクロスが出ているので、ジャンク債が買えるなら主要指数も買えると判断されてもおかしくないですね。

一目均衡表的には遅行線が転換線を上抜き、転換線が基準線を上抜きそうで良い状況です。
ただ、そろそろ雲にぶつかりそうなので、しばらくは雲の下限ラインに沿って株価が推移しそうにも見える状況です。
ローソク足のパターン的にも日足では三空踏み上げに見えるし、急に上がり過ぎてるので、31日は下落するかも?
ただ、週足のパターン的では大陽線なので、単純に買い方が強い状況にも見えるので難しい所です。
まあでも、MACDはまだまだ買シグナルの状況だし上がりそうな気がしますね。

SP500

先週のSP500は1週間でみると+6.58%と大幅に上昇です!!

移動平均線+αでは、ボリンジャーバンド、日足週足ローソク足パターン的に売り方優勢に見えるため、翌週はマイナスになると予想していました。

完全に大外しですね…
3週続けての外しはマジでショックすぎます。
これは何で外れたんだろうと考えていたのですが、ベアマーケットに突入した場合は1週間単位でのテクニカル分析じゃ判断が難しいんだろうなと思いました。

理由としてはベアマーケットに近い状況での価格反転はやはり何と言ってもファンダメンタルズ要素が重要になってくるので、 短期でのテクニカル分析してもあまり正確な予想をすることは難しいのではと考えたからです。

なので、調整局面以降はもっとファンダメンタルズ要素を取り入れたり、もっと5年10年単位での長期のチャート形状を見たり、そもそも指数のテクニカル分析だけじゃなくて、調整・ベアマーケット局面で指数の先行指標(HYGとかのジャンク債)となっているものでテクニカル分析を行わないとだめかなーと考えてます。

一目均衡表でも同じくマイナス予想でした。
こちらも、ベアマーケットではもっとファンダメンタルズ要素を取り入れたり、炭鉱のカナリアであるHYGのテクニカル分析を並行して見ていくべきだなと考えています。

NASDAQ100

続いて先週のNASDAQ100の動きですが、1週間で+7.07%と大幅に上昇です!!

移動平均線+α一目均衡表では、SP500と同じくマイナス予想でした。
なのでこちらも大外しです。
これからは調整局面・ベアマーケット時にはもっとファンダメンタルズ要素を取り入れたハイブリッドな分析と並行してHYGなどのテクニカル分析も行うべきだなと感じています。

米国債10年利回りについて

米国債10年利回りは現在2.743%で1週間で-0.29%の下落です。
これで3週連続での陰線です。
先週の段階では株安の動きもあったので、国債買いのリスクオフの動きもあったなーと思ったのですが、今週は株高に触れたということで、単純に期待インフレ率の低下により、利回りが低下しているなかなと思います。

長期利回りが低下したら株価には良いので、来週も利回りが下がるようなら、株価も上がって終わりそうですね。

SP500のイールドスプレッドについて(米国実質金利使用)

米国実質金利とSP500の株式益利回りのそれぞれ現在は以下のようになってます。

米国実質金利:0.11%
SP500株式益利回り:5.67%
そのため現在のSP500のイールドスプレッドは5.56%(5.67-(0.11))になります。
なので、現状だと100/5.56%=PER17.9856倍ぐらいの価格が目安になるのかなと考えてます。

※ゴールドマン・サックスが2022年末EPS予想を221ドルに引き下げたので221ドルを使用します。

2022年末EPS予想が221ドルなので
株価に直すと221ドル×17.9856倍=3974.8176ドル

現在株価との乖離率は3974.8176/3901.35=0.95589
現状-4.4%くらいなので、来週は株価は下がりそうな雰囲気がありますね。

来週の重要なイベント

6月1日:GDPナウ 最新値発表

現状、2022年の第2四半期の米国GDP成長率が1.9%推定されています。

6月1日:5月 ISM製造業景況指数

この指数が50を上回っていたら景況感は強い、つまり、景気は拡大していると判断できます。
現状インフレ率が高い状況にあるので、高い数値の結果が出るものと予想されます。
この数値はコアCPIを12ヶ月先行するとするデータが有りますので、現状重要視されるインフレ率が低下するかがわかるので重要となっています。

前回数値は55.4です。

6月3日:5月 ISM非製造業景況指数

この指数が50を上回っていたら景況感は強い、つまり、景気は拡大していると判断できます。
現状インフレ率が高い状況にあるので、高い数値の結果が出るものと予想されます。

前回数値は57.1です。

SP500

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチリトレースメント+出来高

早速、来週の予想を建てるために直近の状況を見ていきましょう!
また、出来高も見れるように最初からSPXのかわりにSPYで確認してます。

色分けは以下参照
ボリンジャーバンド
青線:EMA(5)、σ1の上限、下限
紺色:σ2の上限、下限
移動平均線
赤線:EMA(10)
黄線:EMA(25)
緑線:EMA(75)
白線:EMA(125)
黒線:EMA(200)
固定VWAP
濃桃線:年初来からの固定VWAP
黄緑線:コロナ安値からの固定VWAP

TradingViewより作成:S&P500指数チャート1

直近の動きを見てみますと、先週はすべて陽線となっていて、とても買い方が強い状況になってます。
ただ、株価が5日線からは2.7%も乖離している上にフィボナッチの50%ラインに到達しているので、そろそろ下落がきそうに見えます。

ただ、ボリンジャーバンド的には上向きの上、日足ローソク足のパターン的には大陽線でとても買い方が強い状況に見えます。
ただ、2連続で窓を開けての陽線になりますので、来週のスタートでも窓開けでの陽線が成立した場合、三空踏み上げのように見えてくるので、また下がってしまうかもしれません。


続いて、出来高に固定出来高プロファイル(VFPR)、固定VWAP(売買高加重平均価格)を表示した画像についてもテクニカル的に見ていきます。
今週からは出来高などについては、週足で見ていこうと思います。

※出来高とVFPRについては書籍が見つからず、間違ったことばかりの内容を話してしまうかもですが、書籍がないなら少しでもチャートに触れていくことでしか分析の上達ができないのでご了承ください。
色分けは以下参照
VFPR
赤線:POC
固定VWAP
桃線:年初来からの売買高加重平均価格

TradingViewより作成:S&P500指数チャート2

こちらはVFPRを日足での直近高値から引き直しました。
すると、今週はPOCを上抜いていて、ここが新たなサポートラインとなりそうです。
週足でのローソク足パターン的にも大陽線で、とても買い方が強い状況に見えます。

ということで、来週の予想としては5日線からは大幅乖離しているので、週半ば辺りには一旦下落がきそうですが、ボリンジャーバンドや日足週足ローソク足パターン的に買い方優勢に見えるため、翌週はプラスになると予想します。

一目均衡表

続いて、一目均衡表で来週の相場を見てきたいと思います。

色分けは以下参照
赤線:基準線
青線:転換線
緑線:遅行線
薄緑線:先行スパン1
薄桃線:先行スパン2
濃桃線:年初来からの固定VWAP
黄線 :週足遅行線からの固定VWAP
黄緑線:コロナショック安値からの固定VWAP

TradingViewより作成:S&P500指数チャート

直近の状況を見ていくと、三役逆転は変わらずですが、転換線が上向きになっていて、ローソク足が基準線より上まで来ています。

日足での遅行線の連動性は上げ・下げ・上げ・上げ・下げとなっていて、26日前の実質金利はおよそ-0.09%くらいであったので、現在の0.11%と乖離している値が近づいてきていますので、そろそろ連動する可能性があります。
遅行線がローソク足にぶつかって下落しちゃうのかも?

続いて、長期での状態を見るために週足でのチャートを見てきます。

TradingViewより作成:S&P500指数チャート(週足)

長期で見ると、三役逆転は変わらずですが、基準線と転換線が横ばいになっています。
また、遅行線は雲抜けしていますが、ローソク足の上には雲の下限があり、上値が重い状況がしばらく続きそうに見えています。

ただ、雲の下限に沿って動いたとしても徐々にではありますが、上昇してはくれるのでそこまで悪い状況ではなさそうです。
それに9月の20日ごろは雲が薄く、ブレイクする可能性もあるので良いですね。

週足遅行線的にはプラス見込みで、実質金利も現在値と近づいてきていますので、連動するかもしれないです。
また、ローソク足のパターン的には、大陽線なので買い方が強い状況に見えます、

来週の予想としては、日足・週足遅行線的そろそろ連動するかも?でローソク足のパターン的には、買い方が強い状況に見えるので、週通したらプラスと予想しおきます。

NASDAQ100

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチリトレースメント+出来高

続いてNASDAQ100の状況を見ていきましょう。
例のごとく、NASDAQ100指数のかわりにQQQで確認してます。

色分けは以下参照
ボリンジャーバンド
青線:EMA(5)、σ1の上限、下限
紺色:σ2の上限、下限
移動平均線
赤線:EMA(10)
黄線:EMA(25)
緑線:EMA(100)
白線:EMA(125)
黒線:EMA(200)
固定VWAP
濃桃線:年初来からの固定VWAP
赤紫線:直近高値からの固定VWAP(21年11月22日)

TradingViewより作成:QQQチャート 1

直近の状況を見てみると、先週は火曜日を除いて陽線となっていて、非常に買い方が強い状況に見えます。
ただ、5日線からだいぶ乖離しているで、そろそろ一服きそうです。
フィボナッチの38.2%ラインが意識されるかもしれないです。(現状から+2%あたり)

とは言え、ボリンジャーバンドは上向きで日足ローソク足のパターン的には三兵に見えるので、強い順張りの買いのパターンだと思われます。

続いてNASDAQ100でも出来高と固定出来高プロファイル(VFPR)、固定VWAP(売買高加重平均価格)を表示した画像についてもテクニカル的に見ていきます。
こちらも今週から週足で見ていきます。

色分けは以下参照
VFPR
赤線:POC
固定VWAP
濃桃線:年初来からの固定VWAP
赤紫線:直近高値からの固定VWAP(21年11月22日)

TradingViewより作成:QQQチャート 2

やっと今週で陽線がでてくれました。
ローソク足のパターン的には大陽線で、買い方が強い状況に見えます。
出来高も平均くらいにはあるので、これからも上昇が期待できます。

ということで、来週の予想としては5日線からは大幅乖離しているので、フィボナッチの50%ラインを意識して一旦下落がきそうですが、日足週足ローソク足が買い方優勢に見えることから、週通したらプラスになると予想します。

一目均衡表

一目均衡表を使ってNASDAQ100の来週の状況を見てきたいと思います。

色分けは以下参照
赤線:基準線
青線:転換線
緑線:遅行線
薄緑線:先行スパン1
薄桃線:先行スパン2
濃桃線:年初来からの固定VWAP
赤紫線:直近高値からの固定VWAP(21年11月22日)
黄緑線:コロナショック安値からの固定VWAP

TradingViewより作成:QQQチャート

直近の状況ですが、三役逆転は変わらずでが、転換線は上向きでローソク足が基準線まで来ています。
また、ローソク足パターン的には、三兵に見えていて、強い買シグナルに見えます。

遅行線の株価連動的には来週は上げ・下げ・下げ・上げ・下げとなっていて、実質金利が近づいてきていますので、連動するかも?な状況です。

続いて長期ではどうなっているかを確認していきたいと思います。

TradingViewより作成:QQQチャート(週足)

週足でのチャートでは、三役逆転は変わらずですが、転換線は横ばいになってますね。
先週は気づけてなかったですが、遅行線が雲の下限ラインをサポートにして反発しているのがわかります。
そこに気づけないのはまだまだ勉強が足りないなーと言った感じですねw
遅行線がコロナ安値の固定VWAPを上抜いていているので、このままローソク足もコロナ安値の固定VWAPを上抜いてくれそうな気配がしてます。

週足ローソク足のパターン的には、大陽線なので買い方が強い状況に見えているので、
来週の予想としては日足・週足遅行は連動するかも?な状況で、ローソク足のパターン的には買い方が強い状況に見えるので、週を通したらプラスになると予想します。

今後の課題

・予想の記録をつけて相場観を養う
・エントリーのタイミングや決済のタイミングを見つけられるようになる
・色んなテクニカル指標を使って、高精度な予想を立てられるようになっていく

皆様のオススメのテクニカル指標がありましたら、教えていただけると嬉しいです!

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