【テクニカル分析】来週の米国相場予想(5/2~)【SP500,NASDAQ100】

テクニカル分析
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ばーにゃい
ばーにゃい

こんにちは!
底辺エンジニアのばーにゃいです!

どうも、ばーにゃいです!
今週は乱高下の激しい週でしたね…
市場がどっちに傾か良くわからない状況ですが、こういうときこそ勉強のために、来週のSP500やNASDAQ100の相場予想やっていきやす!

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチ・リトレースメント+出来高と一目均衡表を使用して来週と相場を予想してますので、使い方などに間違いがあったら指摘いただけると嬉しいです!

先週の振り返り

ファンダメンタルズ的観点

28日に米国第一四半期の実質GDP速報値が発表されました。
市場予想が+1.1%でしたが、結果は-1.4%とかなり悪い結果となっています。

リセッションの定義的には2四半期連続でGDPがマイナスになったらなので、現状で米国のリセッションはリーチがかけられた状態になります。

リセッションまであと2年ほど猶予があるかなーと思っていたのですが、現状の株価の下落はこの経済状態を織り込んでいる結果なのかもしれないですね。
株価は経済に先行して下落するらしいので…

と、ここまでは悲観的にことを言っちゃいましたが、FRBがインフレ状況を見るのに重要視してるPCEデフレーターでは、インフレがピークをついたように見えてきてます。

それに、世の中のかしこメンが集まってる大手銀行では今年じゃなくて来年の後半に強力なリセッションが起きると予想しているので、現状はちょっと調整が長いなーくらいなんだと思います。

ひとまずは第2四半期GDPの状況を見るためにGDPナウの注視とSP500構成銘柄の決算状況を見ていきますかねー

SP500

先週のSP500は1週間でみると-3.27%と大幅下落してしまいました。

移動平均線+αでは、ボリンジャーバンドとローソク足パターン的には下落スタートしそうで、今までサポートラインとして機能していたPOCも下回っているので、どこまで下がるかわからないような状況なため、大幅下落なマイナスになると予想していました。

また、フィボナッチが機能するようであれば、2.3%ほどの下落後に反発してくれるかもとも予想していて、週半ばでは2.3ほどの下落で一旦大幅上昇しましたが、最終的には大きく下げてしまったので、ほぼ予想通りの展開でしたね。
ただ、下落スタートの部分は当てられてないですが、あとから振り返ってみると5日線から大きく乖離しているので、反発したと思われます。

なので、これからは5日線の大幅乖離 > ボリンジャーバンドの下向き
として予想をしていこうかなと思います。

一目均衡表では、日足・週足遅行線的は実質金利が大幅に現在と乖離しているので連動せず、ローソク足のパターン的には、売りが優勢に見える状況なので、大幅下落がありえると予想していました。

こちらも予想通りに日足・週足の遅行線連動はしませんでした。
また、ローソク足のパターン的はうまく予想できていましたね。

NASDAQ100

続いて先週のNASDAQ100の動きですが、1週間で-3.73%の大幅下落です。

移動平均線+αでは下げスタートでフィボナッチの100%ラインまで下げちゃうかなーと予想していました。
下げスタートはこちらも5日線から大幅乖離してるのを失念して、上げスタートになっています。
ただ、フィボナッチの100%ラインを超えて下げてるので、まあそこまで外れてもないかなといった感じです。

一目均衡表では、日足・週足遅行は連動せず、ローソク足のパターン的には売りが優勢なため三役逆転が成立し、大幅下落すると予想していました。

これは、ほぼ完璧に予想できていましたね。
週足での三役逆転が成立してしまったので、自分もリスクヘッジに乗り出す必要がでてきました。

米国債10年利回りについて

米国債10年利回りは現在2.939%で1週間で+4.00%の上昇です。
まだまだ金利は上がるようです。

SP500のイールドスプレッドについて(米国実質金利使用)

米国実質金利とSP500の株式益利回りのそれぞれ現在は以下のようになってます。

米国実質金利:0.05%
SP500株式益利回り:5.37%
そのため現在のSP500のイールドスプレッドは5.32%(5.37-(0.05))になります。
なので、現状だと100/5.32%=PER18.7970倍ぐらいの価格が目安になるのかなと考えてます。

※ゴールドマン・サックスが2022年末EPS予想を221ドルに引き下げたので221ドルを使用します。

2022年末EPS予想が221ドルなので
株価に直すと221ドル×18.7970倍=4154.137ドル

実質金利がプラス圏になり、株価には良くない状況になってしまいました。

ただ、現在株価との乖離率は4154.137/4132.92=1.00513
なので、大体0.05%程乖離してる感じで、
前回は-1.5%ほどの乖離があったのが今回はほぼ0%になったので、収束しきった感じですね。

来週の重要なイベント

5月2日:GDPナウ 最新値発表

現状、2022年の第2四半期の米国GDP成長率が1.9%推定されています。

5月2日:4月 ISM製造業景況指数

この指数が50を上回っていたら景況感は強い、つまり、景気は拡大していると判断できます。
現状インフレ率が高い状況にあるので、高い数値の結果が出るものと予想されます。

前回数値は57.1です。

5月4日:4月 ISM非製造業景況指数

この指数が50を上回っていたら景況感は強い、つまり、景気は拡大していると判断できます。
現状インフレ率が高い状況にあるので、高い数値の結果が出るものと予想されます。

前回数値は58.3です。

5月4日:パウエル議長会見

5月のFOMC結果を教えてくれる予定です。
5月では0.5%の利上げがほぼほぼ確定の状況となっている上に6月は0.75%の利上げ確率が50%ほどある状態なので、今後の展開についてどのような話がされたのかが重要になってきます。

またQTのスピードについても重要なので、ここらで概要を発表してくれると良いですね。

SP500

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチリトレースメント+出来高

早速、来週の予想を建てるために直近の状況を見ていきましょう!
また、出来高も見れるように最初からSPXのかわりにSPYで確認してます。

色分けは以下参照
ボリンジャーバンド
青線:EMA(5)、σ1の上限、下限
紺色:σ2の上限、下限
移動平均線
赤線:EMA(10)
黄線:EMA(25)
緑線:EMA(75)
白線:EMA(125)
黒線:EMA(200)
固定VWAP
濃桃線:年初来からの固定VWAP

TradingViewより作成:S&P500指数チャート1

直近の動きを見てみますと、フィボナッチの78%ラインを目安に上に行ったり下に行ったりしていましいたが、週終わりには100%ラインを割る大幅下落が起きてしまっていますね。

ボリンジャーバンド的にはσ1σ2とミドルバンドが急角度な下向きなので、下げは継続していそうにみえるのですが、5日線からは大幅に乖離しているので、今までの流れからすると2日は上昇から始まりそうです。

ただ、ローソク足のパターン的には出来高を伴った大陰線になりますので、下げの勢いが強そうに見えるので、2日中盤までは下げで引けにかけて5日線に収束する勢いで上昇するのかなと考えてます。

続いて、出来高に固定出来高プロファイル(VFPR)、固定VWAP(売買高加重平均価格)を表示した画像についてもテクニカル的に見ていきます。

※出来高とVFPRについては書籍が見つからず、間違ったことばかりの内容を話してしまうかもですが、書籍がないなら少しでもチャートに触れていくことでしか分析の上達ができないのでご了承ください。
色分けは以下参照
VFPR
赤線:POC
固定VWAP
桃線:年初来からの売買高加重平均価格

TradingViewより作成:S&P500指数チャート2

直近の状況を見てみると、出来高が伴った乱高下が続いています。
状況としてはよくありませんが、出来高は株価に先行するとの言葉通りであれば、近いうちに株価の上昇も起きそうには思えます。

ということで、来週の予想としては株価が5日線から大幅に乖離しているので、2日は上げスタートしそう、ただ、ボリンジャーバンドとローソク足パターン的には下落の勢いが強いので、週通したらマイナスになると予想します。

一目均衡表

続いて、一目均衡表で来週の相場を見てきたいと思います。

色分けは以下参照
赤線:基準線
青線:転換線
緑線:遅行線
薄緑線:先行スパン1
薄桃線:先行スパン2
濃桃線:年初来からの固定VWAP
黄線 :週足遅行線からの固定VWAP

TradingViewより作成:S&P500指数チャート

直近の状況を見ていくと、三役逆転のまま転換線すら雲から下に出てしまいました。
しばらくは良くない状況が続きそうです。

日足での遅行線の連動性は上げ・上げ・上げ・下げ・下げとなっていますが、26日前の実質金利はおよそ-0.50%くらいであったので、現在の0.05%と大幅に乖離しています。
そのため、日足遅行線での連動は起こらないと予想します。

続いて、長期での状態を見るために週足でのチャートを見てきます。

TradingViewより作成:S&P500指数チャート(週足)

長期で見ると、株価が雲の下限で踏ん張ってくれています。
週足遅行線的にはプラスの見込みですが、実質金利が大幅に現在と乖離しているので、連動しないと予想します。
また、ローソク足のパターン的には、出来高をともなった大陰線となっているので売り方優勢でまだまだ下落が続きそうです。

来週の予想としては、日足・週足遅行線的は実質金利が大幅に現在と乖離しているので連動せず、ローソク足のパターン的には、売りが優勢に見える状況なので、NASDAQ100と同じく週足での三役逆転成立からの大幅下落がありえると予想しておきます。

NASDAQ100

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチリトレースメント+出来高

続いてNASDAQ100の状況を見ていきましょう。
例のごとく、NASDAQ100指数のかわりにQQQで確認してます。

色分けは以下参照
ボリンジャーバンド
青線:EMA(5)、σ1の上限、下限
紺色:σ2の上限、下限
移動平均線
赤線:EMA(10)
黄線:EMA(25)
緑線:EMA(100)
白線:EMA(125)
黒線:EMA(200)
固定VWAP
濃桃線:年初来からの固定VWAP
赤紫線:直近高値からの固定VWAP(21年11月22日)

TradingViewより作成:QQQチャート 1

直近の状況を見てみると、フィボナッチの100%ラインをレジスタンスにしてたのですが、そこを割ってしまったので、ここから先どこまで下がるのか予想がつかない状態です。

ボリンジャーバンド的にはσ1σ2ミドルバンドが下向きなので、まだまだ下げそうな状態です。
また、ローソク足のパターン的にも下げが優勢に見えてますので、まだまだ下げが続きそうに見えてます。

ただ、現状の株価は5日線からは大幅に乖離しているので、2日は上昇スタートしそうには見えてます。

続いてNASDAQ100でも出来高と固定出来高プロファイル(VFPR)、固定VWAP(売買高加重平均価格)を表示した画像についてもテクニカル的に見ていきます。

色分けは以下参照
VFPR
赤線:POC
固定VWAP
濃桃線:年初来からの固定VWAP
赤紫線:直近高値からの固定VWAP(21年11月22日)

TradingViewより作成:QQQチャート 2

直近の状況としてはPOCを割ってるので、どこまで下がるのかわからない状況です。
ただ、ここ最近は出来高をともなった乱高下が続いているので、出来高は株価の先行するとの言葉通りであれば、近いうちに上げ相場に転じてくれる可能性もありますね。
ただ、まだまだ実質金利が高い状態なので難しいかもです。

ということで、来週の予想としては上げスタートで始まりそうなものの、ローソク足のパターンやボリンジャーバンド的には下げが続きそうに見えるので、マイナスと予想します。

一目均衡表

一目均衡表を使ってNASDAQ100の来週の状況を見てきたいと思います。

色分けは以下参照
赤線:基準線
青線:転換線
緑線:遅行線
薄緑線:先行スパン1
薄桃線:先行スパン2
濃桃線:年初来からの固定VWAP
赤紫線:直近高値からの固定VWAP(21年11月22日)
黒線 :週足遅行線からの固定VWAP

TradingViewより作成:QQQチャート

直近の状況ですが、三役逆転の上、基準線や転換線、遅行線がすべて下向きにあってどこまでも下落が続きそうに見えてます。

また、ローソク足パターン的には、出来高をともなった大陰線ですので、まだまだ下落が続きそうに見えます。

遅行線の株価連動的には来週は下げ・上げ・上げ・下げ・下げとレンジ相場な様相ですが、こちらも遅行線時の実質金利と現在とでは大幅に乖離しているので、遅行線は連動しないと予想します。

続いて長期ではどうなっているかを確認していきたいと思います。

TradingViewより作成:QQQチャート(週足)

週足でのチャートでは、三役逆転が成立してどんどんと株価の下落が起きてしまってます。

また、ローソク足のパターン的には、出来高をともなった大陰線となっているので売りが優勢で、まだまだ下落が続きそうに見えてます。

来週の予想としては日足・週足遅行は連動せず、ローソク足のパターン的には売りが優勢なため、まだまだ下落を続けてマイナスになると予想します。

今後の課題

・予想の記録をつけて相場観を養う
・エントリーのタイミングや決済のタイミングを見つけられるようになる
・色んなテクニカル指標を使って、高精度な予想を立てられるようになっていく

皆様のオススメのテクニカル指標がありましたら、教えていただけると嬉しいです!

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