【テクニカル分析】来週の米国相場予想(2/22~)【SP500,NASDAQ100】

テクニカル分析
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ばーにゃい
ばーにゃい

こんにちは!
底辺エンジニアのばーにゃいです!

どうも、ばーにゃいです!
今週も引き続きウクライナ問題があって最終的には結構下げてしまいましたが、
こんなときこそ勉強のために、来週のSP500やNASDAQ100の相場予想やっていきやす!

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチ・リトレースメントと一目均衡表を使用して来週と相場を予想してますので、使い方などに間違いがあったら指摘いただけると嬉しいです!

先週の振り返り

ファンダメンタルズ的観点

15日に1月のPPI(卸売物価)が発表されました。
結果は市場予想を上回る9.7%で、まだまだインフレ圧力が強い結果となったなりましたね。

また、15日はロシアの軍隊が本部に帰還しているとの情報があったため、地政学リスクが解消されたとして大幅に株高になりました。
そのため、この段階では地政学リスクも無いし債券市場での予想では3月の利上げは50bpになる確率が90%となっているので、3月は50bp利上げかなーと思っていたのですが、16日にロシアの部隊はまだ離れてないとの情報があり、NASDAQ100では3%弱ほど下落する自体となってしまいました。

正直、ウクライナ情勢の報告で市場が一喜一憂するのは、なんだかなーって感じです。
普通にアメリカにはあまり関係なくないですか?w

でもまあ、ウクライナ問題が最悪のシナリオに進んだ場合、さらなるインフレに陥る可能性がありますので、そうなると利上げ幅もエグいことになると思うので情報は集めていきたいと思います。

ただ、地政学リスクってどの程度意識するべきなんですかね?
ばーにゃい的にはウクライナ問題が最悪のシナリオに進むとインフレが加速するので毎回のFOMC毎に50bp上昇することもありえると考えているのですが、色んな人の情報を見てると利上げしない口実にできるからFOMC的には助かるんじゃない?みたいな意見も見るので、うーん、どうなんだろ?って感じです。

確かに利上げしない口実にはできますけど、インフレが加速するのを放置しちゃうの?ウクライナ問題で更に加速しちゃいますけど?って感じなので違和感があります。正直アメリカ関係ないし。(2回目)

詳しい方、教えてくれると大変嬉しいです!

SP500

先週のSP500は1週間でみると-1.58%の下げでした。

移動平均線+αでは、200日線で反発してくれると良いですが、勢いから見てもこのまま割ってしまいそうと予想していました。
その後はフィボナッチリトレースメント的に3%弱下落した先に反発可能性のあるラインで反発になると予想してたので、今の所予想通りに動いてそうです。

一目均衡表では、下げ・上げ・上げ・下げ・下げの動きになると予想していて、1週間でみたら若干のプラスになるのかなーと予想していました。
下げと上げの動きは完全に当ててますが、結果としてはマイナスになってるので、予想的中!とは言えないですね
ただ、ウクライナ情勢が緊迫したことのリスクオフがデカかったので仕方無しと言ったところです。

NASDAQ100

続いて先週のNASDAQ100の動きですが、1週間で-1.60%下げでした。

移動平均線+αではボリンジャーバンドのσ1の上限下限、ミドルバンドが下向きとなっているので、バンドウォークしながら下落が続くと予想していました。
1週間で見たら下げでしたが、週始まりは上げで始まってるので、テクニカル分析的には外してるかなと言った感じですが、ウクライナ情勢の情報で一喜一憂されるのはテクニカル分析で当てるのは無理なので仕方なしです。

一目均衡表では、日足では上げ・上げ・下げ・下げ・上げとレンジ相場に見えてますが、週足ではプラスに見えてたので、最終的にはちょいプラスで落ち着くのかなと予想してました。

こちらもウクライナ情勢の情報により、株価は一気に下落したので、テクニカル分析で当てることは難しかったですね。

米国債10年利回りについて

米国債10年利回りは現在1.934%で1週間で+0.99%の上昇です。

ウクライナ問題でロシア軍が撤収したと情報が出たときは2%を超えるシーンもあったので、まだまだ油断はできないです。

SP500のイールドスプレッドについて(米国実質金利使用)

米国実質金利とSP500の株式益利回りのそれぞれ現在は以下のようになってます。

米国実質金利:-0.48%
SP500株式益利回り:5.08%
そのため現在のSP500のイールドスプレッドは5.56%(5.08-(-0.48))になります。
なので、現状だと100/5.56%=PER17.9856倍ぐらいの価格が目安になるのかなと考えてます。
2022年末EPS予想が223ドルなので
株価に直すと223ドル×17.9856倍=4010.7888ドル

あくまでもイールドスプレッドを元に考えたらちょっと割高なのかも?
それに毎週PERが下がってきてるので、良くない兆候ですね。

来週の重要なイベント

2月25日:1月 個人消費支出

米国の個人所得と個人消費について調査した景気関連の経済指標です。
物価の上昇率などがわかるので、FRBもインフレ動向を知るのに注目しているらしいです。

来週の米国債購入スケジュール

2月22日:10億2,500万ドル
2月24日:62億2,500万ドル

米国債購入のスケジュールについて詳細は、ニューヨーク連邦準備銀行ページをご覧ください。

SP500

移動平均線+ボリンジャーバンド+フィボナッチリトレースメント

ウクライナ問題がこれから本格的になりそうなので、テクニカル分析しても効果はなさそうですが、
こんなときこそテクニカル分析がどの程度の信頼性があるのかを確かめることが出来ると思うので、めげずにやっていきます!
それでは、来週の予想を建てるために直近の状況を見ていきましょう!

色分けは以下参照
ボリンジャーバンド
青線:EMA(5)、σ1の上限、下限
紺色:σ2の上限、下限
移動平均線
赤線:EMA(10)
黄線:EMA(25)
緑線:EMA(75)
白線:EMA(125)
黒線:EMA(200)

TradingViewより作成:S&P500指数チャート1

直近の動きを見てみますと、17日18日で大きく下落したので、200日線を割ってしまってますね。
また、とうとう5日線と200日線でデッドクロスが組まれてしまいました。
このまま10日線、25日線ともデッドクロスなんて自体になると相当ヤバいかもしれないです。

とりあえず、来週の動きとしてはボリンジャーバンドσ1の上限下限、ミドルバンドが下向きとなっているので、来週もバンドウォークしながら下落が続くことが予想されます。

フィボナッチリトレースメントで2.3%弱、下落した先に反発可能性のあるラインがあるので、そこで反発してくれるんじゃないかなーと思います。

一目均衡表

続いて、一目均衡表で来週の相場を見てきたいと思います。

色分けは以下参照
赤線:基準線
青線:転換線
緑線:遅行線
薄緑線:先行スパン1
薄桃線:先行スパン2

TradingViewより作成:S&P500指数チャート

直近の状況を見ていくと、14日に三役逆転が再度成立してしまい、以降はどんどん下がってもおかしくない状況です。
遅行線の方を見ても、来週は上げ・下げ・下げ・下げとなっていて、下げ基調に見えます。

続いて、長期での状態に変化が無いかを見るために週足でのチャートを見てきます。

TradingViewより作成:S&P500指数チャート(週足)

長期で見ると転換線が基準線と完全に重なってます。
また、遅行線が株価を綺麗にXを描いて下抜けて来ていますので、長期での下落トレンド転換に王手と言った感じです。
このまま三役逆転が成立してしまったら、そろそろリスクヘッジを考えないとまずいかなと言った感じです。

週足遅行線の株価連動的には来週はプラスとなりそうですが、日足では下げ基調でウクライナ問題が一層の緊張感を増してきたので、予想としては来週はマイナスとしておきます。

NASDAQ100

移動平均線

続いてNASDAQ100の状況を見ていきましょう。
例のごとく、NASDAQ100指数のかわりにQQQで確認してます。

色分けは以下参照
ボリンジャーバンド
青線:EMA(5)、σ1の上限、下限
紺色:σ2の上限、下限
移動平均線
赤線:EMA(10)
黄線:EMA(25)
緑線:EMA(100)
白線:EMA(125)
黒線:EMA(200)

TradingViewより作成:QQQチャート 1

直近の状況を見てみると、14日で25日線と200日線でデッドクロスが組まれる状況となってしまい、更に17日18日に大幅下落してますね。

25日線と200日線でデッドクロス組まれる状況はコロナショック以来のことになります。
あの時は金融緩和があったので、V字回復しましたが、今回は金融引締め間近なので、今後も下落トレンドが続くことになりそうです。

とりあえず来週の予想はボリンジャーバンドのσ1の上限下限、ミドルバンドが下向きとなっているので、来週もバンドウォークしながら下落が続くことが予想されます。

フィボナッチリトレースメント的には少し下に反発可能性のあるラインがありますが、その先の3.5%ほど下落したラインで反発すると予想しておきます。

一目均衡表

一目均衡表を使ってNASDAQ100の来週の状況を見てきたいと思います。

色分けは以下参照
赤線:基準線
青線:転換線
緑線:遅行線
薄緑線:先行スパン1
薄桃線:先行スパン2

TradingViewより作成:QQQチャート

直近の状況ですが、三役逆転の状態は変わらずで、基準線、転換線が下向きとなっていて、どこまでも下落するような状態に見えてます。
また、遅行線の株価連動的には来週は上げ・下げ・下げ・下げと下げ基調になりそうです。

続いて長期ではどうなっているかを確認していきたいと思います。

TradingViewより作成:QQQチャート(週足)

週足でのチャートを見てみると、遅行線が綺麗にローソク足を下抜き、転換線も基準線の下側にいる状態から更にローソク足が雲の中に入ってきてしまいました。

流石にこの分厚い雲をずんずん下がって下抜けるのは難しそうに見えますが、余裕としては6%(QQQだと20$程)しかないので、ウクライナ問題や利上げ幅拡大による高PERのマルチプルコントラクションなどで簡単に三役逆転しちゃう可能性があるのが怖いです。

一応週足遅行線の株価連動的に見たら来週はプラスとなりそうに見えてますが、ウクライナ問題やインフレ問題がまだまだ投資家の脳裏にこびりついてるはずなので、強気では行けないと思います。

てなわけで、テクニカル分析的には週足ではプラスに見えてますが、日足では下げ基調ということで、来週は下げると予想しておきます。

今後の課題

・予想の記録をつけて相場観を養う
・エントリーのタイミングや決済のタイミングを見つけられるようになる
・色んなテクニカル指標を使って、高精度な予想を立てられるようになっていく

皆様のオススメのテクニカル指標がありましたら、教えていただけると嬉しいです!

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